ホストクラブ体験記2 ③歌舞伎町は目の前に
ムッチへのストレスはピークに達しました。
脳内で何度もプロレスの反則技は試した。目潰し、喉潰し、噛みつき、、いやいやここは正々堂々頭からツームストーン・パイルドライバーをくらわそう!!
もはや、これ以上怒られないように仕事内容について調べようとするのではなく、どの技が1番ダメージが強いのか、ワンチャン今から何か習得出来るものはないのか。なんなら手をくださず呪う方法はないのか調べ始める始末、完全末期です。
酒が飲める酒が飲める酒が飲めるぞ!!
こんなストレスMAXの状態で新宿の飲み会はスタート。みーちゃんが調べてくれた焼き鳥店は最高に美味しかった。ムッチへの思いつく全ての罵詈雑言を浴びせ、ビールで流し込む。世の中こんなに美味しいものがあるのかって位とにかく最高でした。「底辺の人間」とはと調べたら真っ先に参考資料にされそうな奴なのに、付き合ってくれる友達には本当に感謝しかないのです。こんな最高の友達はきっとムッチなんかにいるわけがない!ムッチは可哀想な奴であると思い、最後に脳内で鞄に入ってた水筒で頭ぶん殴って一旦はスッキリさせることが出来ました。
飲み会は盛り上がりあの話題に
「mocoはなんで、そんなにホストに行きたいの??男の人ととりあえず飲みに行きたければ、若い男の子がいる職場に転職したらいいし、エロを求めるならある意味女風のがコスパよくない??」と。頑なに初回でも絶対に行きたくないほど興味のない さきちゃんからの何気ない質問。
私がホストに行きたい理由
私は飲みが好きなんです。
女の子同士で飲むのがやっぱり1番楽しくて。ビール片手に気取らず悪口。なんと言われようと最高。
でも、正直男の人とも飲みたいんです。
そう、できるだけイケメンと。イケメン拝んでいい気持ちで飲みたいのだ。そこに恋だのなんだの下心が入ると変な邪念が入るじゃないですか?ここは自分がサラダ取り分けたほうがいいのか??いや、それともやってもらってニッコリ「ありがとう」のがよいのか、、そんなんもうクソほど面倒なんですよ。ましてや職場の若い男のこにうっかり「可愛いねー」とでも言おうもんなら、それはもはやこの時代完全にセクハラじゃないですか。そういうのなしに、可愛い男の子と金払って割り切って飲んだほうが楽しいと思うですよね。多少の下ネタも料金に含まれるでしょう? 当然のように酒ついでくれて、そのつどグラス拭いてくれて、楽だなー。
で、セラピストさんは中には素敵な方もいるとは思うのですが、彼ら顔隠れててちょっと顔面レベル当日現地行くまでわからないじゃないですか??私は恋人みたいにイチャイチャしたいとかよりも、もっとフランクに楽しみたい。まぁそれ以上にもう一度いうが、彼らは顔面レベルがわかりにくい。
要約すれば、私はただのキャバクラ大好きおじさん変わらないのだ。アイアムおじさん。アイラブホスト。
ここで、ホストの何がいいのか必死に友人2人ににプレゼンするうちに、気づくんです。
あれれ、ホストに行きたいぞ
ムッチに対するストレスは友人によって解消されたというのに。あっれーおっかしいなーと、コナン並にとぼけてみたところで、ここは新宿。歌舞伎町は目の前。ホスト好きな血が騒いでしまったのでした。
続く
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