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霧の中、三峯神社で気づきを得る


数年前から、一度は行ってみたいと思っていた三峯神社に行ってきました。
 
三峯神社とは、埼玉県秩父市の三峰山山頂にある神社で、日本武尊が創建したと伝えられています。関東屈指のパワースポットとも言われる場所ですが、私が三峯神社の存在を知ったのは、パワースポットとして有名だったからでも、私が寺社仏閣に詳しかったからでもなく、怖い話がたくさん載っている、いわゆる怪談本がきっかけでした。
 
私は、怖い話を読みながら眠ることをナイトルーティンとしているのですが、ある夜ふと気づいたのです。
 
「あれ?この神社って、前に読んだ話にも出てきた気がする」
 
それが三峯神社でした。
それ以降、何度も三峯神社が出てきました。
 
一度気になりだすと、怪談本だけでなくテレビやネット、雑誌などさまざまなところでも三峯神社を目にする機会が増えていきます。
 
ここまでアピールされたら、行くしかない!
そう思って調べたところ、電車とバスを乗り継いで約3時間半、車だと約4時間はかかることが判明し、自分が想像した以上のその遠さで、あっという間にくじけてしまった私は「ま、いつか縁があれば行けるかな」程度の気持ちで、三峯神社に行くことをやんわりと諦めていました。
 
そこから数年を経て突然、その三峯神社に行くことを思い立ったその理由・・・実はよくわかりません。
 
敢えて言うなら、自然の中で大きく深呼吸がしたかった。とにかく自然に囲まれて心を休ませたかった。そんな時、頭の中に浮かんだのが山奥に鎮座する三峯神社だったのです。
 
4月、そして5月とさまざまなことがうまくいかず、いつしか気持ちは落ち、沈んでいました。
 
病は気から」ということわざがあります。
病気を起こすも治すも気の持ちよう、とか、病気は気の持ちようで良くも悪くもなるといった意味ですが、人はその「」持ちひとつで前向きにも後ろ向きにもなれます。
 
病気もそうですが、何かをする時にその「気」がなければ、うまくいくものもうまくいかなくなるものです。
 
やる気、元気、勇気、強気、弱気など。
気の力、「気力」がなくなれば人はあっけなく、脆いものです。
 
勝負事でも気持ちで負けてしまえば、勝てるものも勝てないでしょう。
 
 
今思えば、いろんなアクシデントによって、きっと私はその「気」が弱っていたのだと思います。
 
それは三峯神社でお守りを買う時にわかりました。
 



三峯神社のお守り、それは氣守り

全ての氣守りには御神木のかけらが入っていて、仕事運・金運・浄化・縁結び・家庭円満・心身健康・災難厄除など様々なご利益が期待できるそうです。

きっと私は、この「氣」を入れて欲しくてここへやってきたのだな、そう思いました。

 
今回、三峯神社では諸難除の御祈祷をしていただき、その後散策しました。

YouTubeなどで三峯神社のさまざまな紹介動画を見ていたのでそれなりの混雑を覚悟して行ったのですが、その日の天気予報が雨予想だったからか、人はそれほど多くはなかった気がします。

幸い、私が滞在していた時は雨は霧雨程度だったので、霧と静寂の中、散策を満喫しました。
 
以下、いくつかの写真を載せます。
行く先々では絶妙なタイミングで人がいなくなったため、運良く人が写っていない写真がたくさん撮れました。
 
後日、そのことを友人に話したところ、「もしかしたら神様が人払いをして、まるおさんの思いをじっくり聞いてくれたのかもしれないね」と言っていました。
 
霧がかった神社はとても荘厳で神秘的でした。

なんか、私だけでは勿体ないので画像をみなさんにもお裾分けします。

これを読んでいただいた方にも、たくさんのご利益がありますように。



拝殿前の石畳の龍
ヤマトタケル像

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