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自己紹介します

teaまるおと申します。

大学卒業後、アルバイトをしながら脚本家を目指し、約10年後に脚本家としてキャリアをスタートしました。が───

当時の映像業界はパワハラ、モラハラ、イジメに溢れ、さらにはギャラ未払い(その額約100万円)ほか、タダ働きは数知れず。夢見ていた業界のあまりの劣悪さにウンザリし、今はそこから離れた場所で穏やかに生きています。

脚本家としては劇場公開作品を2つ(1つは東京国際映画祭のある部門に出品、もう1つも某映画祭に出品)、その他映像作品を複数本書き、プロットもいくつか書きました。

ずっと脚本仕様の文章を書いていたこともあり、普通?の文章を書くことに苦手意識がありましたが、ある時、雑誌編集者の知人から「複数回にわたって広告を出したいスポンサーさんがいるんだけど、商品を紹介するだけの広告ではなく、何か新しいことをしたくて。ストーリー性のあるものを作ろうと思っているんだけど、やってみない?」と言われ、面白そう!という理由だけでその企画に参加することに。

しかしその仕事、本当に大変でした。商品の良さを語りつつストーリーに組み込むだけでなく、ある設定上でその物語を成立させなければならないため、第一話(800字程度の物語)だけで完成に一か月を要しました。

いろんな意味で追い込まれすぎて、その一か月の記憶があまりありません。しかし、ヨレヨレになりながらも一話が完成し、数か月後にそのストーリー広告が雑誌に載った時は、嬉しさよりも安堵感が大きかったことをよく覚えています。

無事に全7話を書き終えた時、自分の中でちょっとした変化が起こりました。

もしかしたら、普通の文章も少しは書けるのかもしれない、と。ただ───

そう思ってはみたものの、なかなか行動に移せずにいたとき、友人からnoteの存在を教えてもらい、ようやく動き出したのがその数年後。

まずは、とある事情で書きかけていたエッセイ風連載小説に「その謎はコーヒーの薫りとともに夕日に解けて」というタイトルをつけ、noteで最後まで書いてみました。

拙作ではありますが、随所に自分の思いをのせた作品になりました。思えば、挫折ばかりの人生だった今までを肯定し、ここから新たに自分を生き直すための決意表明としてこの作品が自分に必要だったのかもしれません。

今後は、日々気になることを思いつくまま気の向くままに書いていきます。

そしていつか、映像業界を離れたことが正解だったと思える自分になれたらいいなと思っています。そして───

まずは、誰かのためでなく、自分のために書き続けたい。

今はそう思っています。

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