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自己紹介をします

teaまるおと申します。
 
現在、ライターの仕事をしています。もともと脚本家としてキャリアをスタートしましたが、映像業界に未だ根強く残るパワハラ、モラハラ、イジメ等々そしてギャラ未払い(約100万円ほかタダ働きは数知れず)にウンザリし、今はそこから離れた場所で細々とライター活動をしています。
 
脚本家としては劇場公開作品を2つ(1つは東京国際映画祭のある部門に出品、もう1つも某映画祭に出品)、その他映像作品を複数本書き、プロットもいくつか書きました。
 
ずっと脚本仕様の文章を書いていたこともあり、普通?の文章を書くことに苦手意識がありましたが、ある時、雑誌編集者の友人から「複数回にわたって広告を出したいスポンサーさんがいるんだけど、商品を紹介するだけの広告ではなく、何か新しいことをしたくて。ストーリー性のあるものを作ろうと思ってるんだけどやってみない?」と言われ、面白そう!という理由だけでその企画に参加することに。
 
しかしその仕事、本当に大変でした。商品の良さを語りつつストーリーに組み込むだけでなく、ある設定上でその物語を成立させなければならないため、第一話(800字程度の物語)だけで完成に一か月を要しました。

大袈裟でもなんでもなく、その一か月の記憶があまりありません。そのくらい追い込まれました。

しかし、ヨレヨレになりながらも一話が完成し、数か月後にそのストーリー広告が雑誌に載った時は、嬉しさよりも安堵感が大きかったことをよく覚えています。
 
無事に全7話を書き終えた時、自分の中で大きな変化が起こりました。もしかしたら普通の文章も少しは書けるのかもしれない、と。
 
雑誌編集者の友人には本当にシゴかれましたが、映像時代に経験したシゴキとは違い、純粋に作品をよくするためのムチなので、痛みを感じながらも自信そしてスキルという名の勲章として私に刻まれました。
 
数年後の現在、そうした流れでnoteにて「その謎はコーヒーの薫りとともに夕日に解けて」というタイトルのエッセイ風連載小説を書いてみた次第です。
 
 拙作ではありますが、随所に自分の思いをのせた作品になりました。思えば、挫折ばかりの人生だった今までを肯定し、ここから新たに自分を生き直すための決意表明としてこの作品が自分に必要だったのかもしれません。
 
今後は、日々気になることを思いつくまま気の向くままに書くことを中心に、今度はもっときちんと小説を書いてみようと思っています。
 
そしていつか、何らかのカタチで映像業界へのリベンジを果たせたら、今なお心に刺さり続ける棘が抜けるのかもしれません。
 
誰かのためでなく、自分のために書き続けたいと思います。

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