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【転職日記6】Amazon Flex初日の感想

退職後の一発目として働くことになったAmazon Flex。
無事1日目が終了したため備忘録として残そう。


自宅出発~ステーションで集荷


勤務時間は16:45~22:15の5時間半。
自宅からステーションまでは1時間の距離。
15分前から荷物の集荷が出来るため、15時過ぎに家を出発した。
ステーションの入り口を探すのに手間取ったが、到着は丁度16:30だった。

既に軽バンが何台も横並びで停車していて、
慣れた動きで受付と集荷をすすめている。大体十数人はいるだろうか。
年齢もさまざまで20代~50代で女性も結構いる。
それにしても停まってるのは全て軽バンで軽乗用車は私だけだ。

受付で今日が初めての配達であることを伝えると、
30代半ばくらいの男性が対応してくれた。
受付表をもらい、免許証提示、アルコールチェック、QRでチェックイン。
自分の番号が書かれたカゴ台車を車の前に持っていく。
最初は4割ほど荷物が少ないと聞いたが、それでも80個以上ある。
思ったよりも段ボールが少なく、パッケージされた袋が多い。

そこで案内が20代後半くらいの男性に変わった。
10件分ほど別の車で同行して方法を教えてくれるようだ。これは助かる。

荷物を車に積む方法だが、一番使うドアが運転席後ろのため、
最初に配達する荷物(若い番号)は手前側に入れるとよいらしい。
しかし、箱とパッケージは当然番号がバラバラのため
きれいに積むのがなかなか難しい。
苦戦しつつもとりあえず積み込んだので早速出発だ。

配達レクチャー~レクチャー終了


梅雨真っ只中だが、この日は曇りで気温も高くなかった。
少しずつ暗くなり帰宅の車が目立つようになってきた道を進む。
今住んでいるところよりも街中にあるため車が多い、しかし道が狭い。

Amazon配達アプリのナビを使い1件目の家に到着。
車から降りて荷物を探し始める。が、なかなか見つからない。
車で移動してるときに場所がズレたのだろうか。
荷物をひっくり返すこと3分くらい。ようやく見つかった。

玄関前の置き配指定だが、玄関横を掃除している男性がいる。
こういう時は直に声をかけ荷物手渡しでよいらしい。

「ごめんください、Amazonの荷物をお届けにきました」

まさか自分がこのセリフを言うことになるとは想像もしなかった。
「ありがとう、ごくろうさまです」と笑顔でこたえてくれた。

おぉ、なんか胸が熱くなってきた。

面と向かってお礼を言われた仕事は、高校中退後のコンビニバイト以来だ。
これが配達というやつか。

余韻に浸ったのも数秒。車に乗り込み次の地点へ向かう。
それにしても住宅街に入ると車を停車させる場所に悩むぞ。
道が狭いのでなおさらだ。

案内してくれた20代男性はたくさんのことを教えてくれたが、
回数をこなしてこの辺りの道に慣れること、が一番らしい。

実際、名前を見るだけでどこに住んでいるか把握していることもあった。
いったいどれだけの経験を積んだのだろう。

そんなこんなで10件終了、時刻は19:00近い。
分からなかった部分などを教えてもらいレクチャー終わり。
荷物の数は残り70数個あるが、40個ほどを引き取ってくれた。
丁重にお礼を伝えて配達再開。

薄雲の向こうに赤い月が見える。

一人で配達~配達終了


別れてから1時間、どうにかこうにか配達できていたが
気になる点がいくつか出てきた。

≪ナビの使い勝手が良くない≫
Amazonのナビだが拡大縮小の感度が悪く、目的地付近にきても地図表示が遠いままなので細かい位置を確認できない。
そして、次の目的地を指定して開始すると

「まずは100m先で左折してください、次に200m直進してください。次に400m先で右折してください。次に~」

覚えられるか!

時間があればいろいろ試したいが、配達中しか使えないため難しい。

≪荷物を探すのに時間はかけられない≫
スマホホルダーにスマホをセットする時間すら惜しくなるので、
荷物の積み方で効率が左右される。
後半になるほど荷物は少なくなるため探しやすくなる。

≪農道というより畦道が多い≫
市街地かと思ったらすぐ隣に畑や田があり、容赦なくナビで案内される。
狭いうえに荒れており、当然街灯もないので真っ暗。脱輪が怖い。
通り抜け出来ないのでバックで戻ることもある。

≪すごい走る≫
市街地だと道が狭いので車をとめるのが難しいことがある。
悩むよりも広いところにとめて走った方が早い。
何度もやってれば覚えてくるかもしれないが暗いので時間かかりそう。

他にも細かいところはあるが、とにかく考えるより動く。時間がない。

荷物を持って走っていると、聞こえるのは自分の足音と息遣いだけ。
前方を明るく照らすネックライトの光だけが頼もしい。

整備工場にも荷物を届けた。
22時近くになるのに、まだ明かりが煌々とついている。
入口に向かうと恰幅のいい中年の男性があらわれた。

「おう、遅くまでご苦労さん!俺ももうちょっとで終わるわ!頑張れよ!」

すごく力をもらえた。ありがとうございます、おつかれさまです。

走って足がガクガクになってきたころ、最後の1つを届け終えた。
時刻は22:10。

終了の22:15にはステーションへ戻るように言われていたが、
到着は5分ほど過ぎてしまった。

明るいステーション内でまだ残っている何人かを見てホっとする。

ようやく終わった。

感想


配達業は初めてだが、一つ一つ配達していくのは
コツコツした作業が好きな自分には向いているかもしれない。

面と向かってお礼を言われると嬉しいが、
置き配が9割くらいなのであまり無さそうだ。時間は短縮できるが。

道とナビに慣れ、荷物を上手に積むことが出来れば
配達効率はまだまだ上がるので楽しみ。

何より好きな時にオファーを受注できるのは大きい。
体力的に厳しいときや悪天候のときなどは避けることができる。

5時間半で12,221円の報酬。
束縛されずにこれだけ稼げれば十分な気がするがどうだろうか。

さて、とりあえず久しぶりの筋肉痛と酒でも飲むか。

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