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働く、働かないと、働けない

私は一つの仕事が続いたことがない。


バイトはせいぜい5ヶ月、長くて半年だ。

正社員であった頃も数年あったけれど、世の社会人と比べて働いていると堂々と言えたようなしっかりとした仕事の内容ではない。


どうしてもダメなのだ。初めは続けられる仕事が、段々と怖くなってしまう。何が怖いのかはハッキリとしていない。
ふと何かをきっかけに息苦しさを感じて、喘ぎながら逃げるようにしてバイトを辞めてきた。

ひと所で人間関係を築くことができないのだ。


どうしても一定の関係以上を踏み込めない、こちらも踏み込んでほしくない。

内定を貰った機会は多々ある。しかしそれも全て大学を退学したことによって悉く逃してきた。
面接受け、というのか。
その場凌ぎの口から出任せは上手いのだ。


もしあそこでなんとか大学を卒業し、大卒の資格を得ていたら、また別の道があったのか。

もしものことは考えない私が唯一IFの道を探る、大卒の道。

学歴が全てではないとはいえ、今の私には堪える。
妹が有名な大学を卒業しており、かつ優秀であるが故により比較してしまう。

妹のことが嫌いだとは思わない。彼女は彼女の努力あってこその学歴だから。

それに比べ、ああ私はそんなことも出来ないのかという自責の念に駆られて駆られて今に至る。


これから実家に戻り療養期間に入る。
地元の友達には、何人か病気のことは伝えているが、現状全てを話しているわけではない。

恥ずかしくて情けなくて、周りが人と繋がりを得、家庭を築き、仕事や育児に精をだしている一方で、実家の家事となにかを書くことで自分を保つ自分がいる。

正直、ここ最近はなにかを書く気力もそういった脳に切り替えすらできていないので創作すらままならない。

X(Twitter)で、ただ単調なものをずっと眺めているときは鬱傾向があるので気をつけろ。
的な投稿をみた。


まさに今の私。

余力があるときはひたすらSNSやTikTokを眺めている。なにを言うのでもない。
自分じゃない誰かがなにかを発信している、それを無になって何も考えずに見ているのが楽なだけ。

かと言ってこれは無理にどうこうできるものでもなく。

7月の頭に母と新しい精神科へ行ってきます。
これだけ長く通っていて、家族と行くのは初めて。嫌だけれど、母に現状を知ってほしい気持ちもある。

いい加減腹を括らなくてはと、最近では自分が心から思った感情や気持ちについては吐き出すようにしている。

言語化するのが怖くない自分になりたい。

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