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【シャニマス】才悩人、樋口円香

毎度どうも。てつROWです。
シャニマスのアイドルたちを勝手に俺の好きな楽曲とその歌詞で解釈していく怪文書シリーズ。#シャニマスBOC楽曲解釈部 の今回は樋口円香編です。

で、今回も今回とてと言う感じですが、BUMP OF CHICKENの『才悩人応援歌』を聴いてると、なんだか樋口円香の姿を常々イメージしてしまっておりまして、いい加減まとめて吐き出したほうがスッキリするんじゃねえかなということでこうして筆を執った次第でございます。

毎度よろしく、シンパシーを感じたフレーズとコミュやらセリフのワンシーンを抜粋して、双方向に解釈を深めていくやり方でいきますよ。ご飯とおかずみたいなものですわ。どちらがご飯かは置いておいてね。

BUMP OF CHICKENの才悩人応援歌 について

さい‐のう【才能】
物事を巧みになしうる生まれつきの能力才知の働き。「音楽の才能に恵まれる」「才能を伸ばす」「豊かな才能がある」「才能教育」

https://kotobank.jp/word/%E6%89%8D%E8%83%BD-508270

才能というのは上記のこれです。では『才悩』とは?まさしく『才』に『悩む』こと。生まれつきの能力のあり方に悩み、苦しむこと。
才悩人応援歌は、そんな人のための応援歌です。
例の如く各種リンクを貼っておくので、とりあえず歌詞を読みながら聴いてみてください。

なんだか円香のことが思い浮かべられませんか?

聴きながらコミュ読んで欲しいんですけど、LPとか、わかりやすいところで行くと浅倉透絡みのサポコミュとか用意してください。『ハシルウマ』、『ダ・カラ』、『fuka』あたりがシンパシーするかなと言う感じです。
P-SSRは辛うじて『ピトス・エルピス』らへんが円香と歌について詳しく描かれているので、参考程度にと言う感じですかね。

じゃあ早速見てみましょうかね。まずAメロ。

得意な事があった事 今じゃもう忘れてるのは
それを自分より 得意な誰かが居たから
ずっと前から解ってた 自分のための世界じゃない
問題無いでしょう 一人くらい 寝てたって

生活は平凡です 平凡でも困難です
星の隅で 継続中です
声援なんて皆無です 脚光なんて尚更です
期待される様な 命じゃない

https://www.uta-net.com/song/59684/
頭もいい
運動もできる
大体なんでもできるのに

円香は大体なんでもできる子です。一見才能がある人間ですよね。ですが、アイドルという道を選ぶ前からずっとずっと円香の隣には浅倉透という存在がありました。
本筋のコミュでは透という存在はそこまで影響してこないようにも思えますが、サポコミュとかで円香の深層心理を補完するとだいたい透のせいなんですよね。

この子がある種の劣等感を抱いていたりとか、自分の価値に拘ろうとして自身を束縛してしまっていることとか。

それはまさしく『才』に『悩んでいる』と言えるでしょう。

そんな才悩人樋口円香にとっての応援歌になり得るのが、この歌だなと感じました。

円香の夢に度々出てくるのが浅倉透。
円香が世界で唯一美しいと感じたものが浅倉透。
憧れのあまりそのものになりたいとさえ感じてしまうことがある、それくらい焦がれている存在なのが浅倉透。
風呂借りたら石鹸の香りでバッド入っちゃうくらい自分と対極だと感じている存在が浅倉透。
なんなら一番好きなのに遠すぎて嫌いなのが浅倉透。

円香は主に透に対してはそういう憧れみたいなものを常に感じているわけですが、結果的に劣等感として認識しちゃっているんですよね。
これ面白いのが、決して「透の方が頭脳明晰で運動神経もよくて〜」ってことでは無く、そういうの抜きにして円香が劣等感を抱いてるところですよね(とおまど博士)。

前回の小糸ちゃんの記事の時ガチガチに全部の歌詞引用してたんですけど、今回はそこまで引っ張らなくても各所に決め手みたいなキーワードが散りばめられているのでサクッと行きましょう。

サビの歌詞は、円香にとっての歌ってなんだろうなって想像しながら聴くと勝手に解釈が深まっていい感じになります。「樋口円香には激情がある」前提で!

この曲の最後の方に円香らしさを感じられるフレーズがたくさんあるのでぜひ注目していただきたいです。

世界のための自分じゃない 誰かのための自分じゃない
得意な事があった事 大切な夢があった事
僕らは皆解ってた 自分のために歌われた唄など無い
問題無いでしょう

https://www.uta-net.com/song/59684/

ここ、LPの5話『yoru ni』と相当マッチしてると思うんですよね。
シャニPと円香の掛け合いが、まさにこのフレーズの内容そのものみたいな感じがします。

筆者は人生で誹るなんて単語使ったことない

ここのシャニPのセリフ、選択肢が出て来た時に思わず「いやこれ才悩人じゃん!」と部屋で叫んだのが記憶に新しい。
円香自身、この時までは自分の存在価値やら周りからの求められ方などに振り回されてしまい、歌いたい気持ちというものと向き合えていなかったんですよね。

この後川の中に突っ走って行ったりなかなかトチ狂ったムーブをしますが、ここでようやく己の持つ純粋な「歌いたい気持ち」「樋口円香が持つ激情」と向き合えたのではないかなと思っています。

そしてこのラスサビですよ

唇から 零れ落ちた ラララ
その喉から 溢れ出した ラララ
とても 愛しい距離 その耳だけ目指す唄 ラララ
僕が歌う 僕のための ラララ
君が歌う 君のための ラララ
いつか 大きな声 唯一人のための唄 ラララ

https://www.uta-net.com/song/59684/

え、もうこれそれじゃん、みたいな感じです。ライターの人これ聴きながら書いた?もう身も蓋もないんですけど説明不要レベルまで来てます。

いかがでしょうか。あまりに影響力の強い隣人のせいで才に悩み尽くしていた円香も、この歌の歌詞のように衝動で、激情で、自分の歌を歌い続けられるようになっているんだなって思いません?そんな思いを形にしたくて書いてみました。みんなも是非円香のことを想像しながら聴いてみてください。ではまた。



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