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TDSW vol.024 をオンライン講義型配信で開催しました!

こんにちは、TDSWのnarumin(@narumin256)です。

TDSWは『デジタルクリエイティブを愛する人のための、最高に楽しく学べるエンタメ系ワークショップ』を提案するプロジェクトです。
主にTouchDesignerというノードベースビジュアルプログラミングソフトウェアを扱っています。

 このnoteは、2020年4月12日(日)に開催した「Tokyo Developer's Study Weekend vol.024 / 画像処理技術を用いたコンテンツ制作」の活動報告です。

イベントの概要

このイベントは2020年4月12日(日)に開催しました。
15時から18時までの3時間、講師が参加者に向けてTouchDesignerの操作画面を共有して、ゼロからコンテンツを作っていく「ハンズオンタイプ」のワークショップです。
講師はIAMAS(情報科学芸術大学院大学)で3次元構造体による表現手法を研究している蓑毛 雄吾 / Yugo Minomo (@minoge1001)さんです。
TouchDesignerというソフトウェアの中級者向けの内容で、画像処理技術を使ってリアルタイムで卓球ボールの軌跡のエフェクトを作りました。

チケットは一般枠70枚、学生割引枠20枚の合計90枚が完売!
どこから配信を視聴しているか参加者さんにチャットに書き込んでもらったところ、国内は北海道から福岡まで。海外はアジアや北米から参加している方がいて、想像以上の方にお届けできたのがとても嬉しかったです!

イベントページはこちらから https://tdsw024.peatix.com/view

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▼ 講義の詳しい内容はこちら
TouchDesignerでは、Pythonのスクリプトを使用することで通常のオペレータの組み合わせでは難しいような表現を行うことが可能です。本ワークショップでは、簡単な画像処理と外部ライブラリ(OpenCV)を用いて、卓球のボールの軌跡をリアルタイムでドロネー三角形分割(※)するコンテンツをハンズオン形式で制作します。Blob Track TOPやScript SOPの使い方を重点的に解説する予定ですが、これらのオペレータを使った事が無い方でも問題ありません。ワークショップを通して、普段コンテンツ制作で気にしているポイント等も共有できればと思います。
※空間内に離散的に分布した点に対し、いかなる三角形の外接円も他の点を内包しない性質を持つ分割の仕方

使ったビデオツール:zoomのウェビナー機能

TDSWはこれまで基本的にオフラインで集まって、20~30人くらいの人数に向けたワークショップを実施してきました。
今回、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、オンライン講義型イベントにはじめて挑戦することになりました。

イベントで使ったビデオツールはzoomのウェビナー機能です。
公式でかなり詳しいヘルプが日本語で公開されているのでリンク載せてます。主催者の私が使用したレビューは別のnoteで詳しく書きたいと思います。

総評すると、 オンライン講義型イベントに最適でした。
※他のビデオツール詳しいわけじゃないけどね

▼ よかったところ
・ホストの権限が強く参加者側の機能がある程度制限されている
・チャット、QA、手を上げる機能など、反応がもらいやすい設計 
・参加者はzoomをインストールしなくても使える
・配信の映像・音声共にかなり安定
・パネリスト側が画面を奪い合える
▼ よくなかったところ
zoom proライセンスに追加でウェビナー機能を購入するんだけど、単位が100名、500名、1000名、3000名、5000名で、100名から500名に拡張すると結構高い。(当たり前か)
 Proライセンス(2000円) + ウェビナー100名(5400円) 月額7400円
 Proライセンス(2000円) + ウェビナー500名(15000円)  月額17000円

イベントの工夫としては、操作の方法を統一することと、書き込みやリアクションに主体的に参加してもらうために、最初にzoom講座の時間をとってチャットやリアクションの練習をみんなでやる時間を取りました。

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オンライン講義型イベントをはじめる方、zoomウェビナー機能はおすすめです!

イベントの雰囲気

参加者の方が積極的にチャットやリアクション(手を上げる)に取り組んでくれて、画面越しでも雰囲気とてもリラックスした感じになりました!

事後アンケートの抜粋

・ 講師の説明、コンテンツの充実感がよかった。
・ オンラインの方が気軽で、リラックスして質問しやすい。
・ 遠方で今まで参加できなかったけど参加するきっかけになった。
・ TAやサポートがいっぱいいてすぐに対応してくれるのがよかった。
・ オフラインより画面が見やすい。
・ 配信だったというのもあり、付いていきにくかった。
・ 一度遅れると、後が付いていけない。

オンラインの方が、テキストベースでコミュニケーションをとる&顔が見えない安心感(?)で、質問や意見が活発に交わされました。オフラインだとサポートやTAの座席までの移動時間がかかったけど、チャットだとすぐに対応できるのがよかったです。また、TDSWでやるワークショップは総じて画面のUIが細かいので、自分のディスプレイで見ることができる方がストレスなく受講できますね。

配信で全体の様子がなかなか把握はできないので、やっぱり早かったり一度聞き逃すと辛い部分があるのは今後対応考えていきます。参加者には後日アーカイブ動画を共有するので、その動画で復習してもらえるといいかも?

イベント後のTwitter

たくさんのオリジナル作品がハッシュタグ #TDSW で投稿されました!
ありがとうございます!

スライド1

NEXT TDSW

今回のアーカイブの販売をnoteで行う
YouTubeでビギナー向けワークショップを公開
Derivativeコラボ配信 直近のアップデートのTips
ゲスト講師のワークショップ(中級者向け)

具体的な発表はTwitterやpeatixから発信していくのでぜひフォローしていただけると嬉しいです!

TDSW情報発信アカウント @narumin256
TDSW Peatixアカウント https://tdsw024.peatix.com/

まとめ

たくさんの嬉しい意見や感想をいただきましたが、やっぱりこれだよなって思ったのは

今まで参加できなかったけど、オンラインだから参加できる!

という方が想像以上にたくさんいらっしゃったことです。
ずっとオフラインで開催していたから、参加してくれたり応援してくれている人は目で見えてる範囲 / 自分のSNSのタイムラインで知っている範囲でした。
リアルタイム&オンラインで集まるとこんなにたくさんの方がTDSWに参加したいと思っていたという事実に感激しています。

今世の中を混乱させている感染症は、数週間数ヶ月の単位で治るものとは思えません。

ものづくりが好きな人が求めている情報と技術知見のオンライン共有

外に出られず、集まれない今、TDSWができることはこれかなと。
家の中で制作する時間がもっと楽しく、ワクワクするように。
実際には集まれないけど、オンライン上でクリエイター同士の出会いや気づきがあるように、企画や発信をしていきますので今後もご注目いただけると嬉しいです。

改めて、参加者のみなさん、配信サポートしてくださったhuezさん、そして充実のワークショップをお届けしてくれた蓑毛さん、ありがとうございました!

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