牛肉の種類と食べ方(中篇)
「ヒレ肉を煮込んだ話」をご存じだろうか?ヒレは最上級で美味しい肉なので、最高のシチューを作ろうと長時間煮込んだら肉が小さくバラバラにほぐれてしまったどうしてだろう?→ヒレ肉はステーキやカツには向くが煮込みには不向きで、もしも本格的なシチューを作るとしたら、ネックやバラなどの固い部分が適しているしヒレよりも安く用意ができる。
美味しい牛肉は、肉質やサシ、餌や飼い方などはもちろんの事、肉の性質を活かした調理によって作られます。それでは、どのような料理にどんな部位が適しているのかを見ていきましょう。
まずは、みんな大好きなステーキ。牛肉と言えばステーキをイメージするのは私だけではないはずです。ステーキは最低でも1cm以上の厚みが欲しいですね、厚ければ厚いほど美味しいと言いますが厚ければ厚いほど焼くのも難しくなります。そしてお肉は柔らかい部分が適していますよ。サーロイン、ヒレ、リブロースは定番であり最上級のステーキですよね。それ以外にも肩ロースやいちぼ、ランプなど(おしりの肉で柔らかい)なんかは最も適した部位と言えると思います。
次も、みんな大好き焼肉。牛肉を長く販売している方は口を揃えて、4月以降は焼肉が売れまくると言います。焼肉は、お肉の厚さを5ミリ程度にするのが一般的です。焼肉は、赤身も霜降りも脂身ついた肉も美味しくいただけます。ハバキと言う細かい筋が沢山入っているモモ肉なんかも薄く切れば美味しく食べれますし、ほほ肉なんかも薄く切れば美味しく焼肉にできますね。ステーキと違って一口サイズなので、色々な部位を楽しむことができる食べ方じゃないでしょうか。
(牛肉のすべてより一部抜粋)
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