見出し画像

新入りてんぷ牛の「ふじ」

こんにちは

実に2カ月ぶりの更新です、、、新たなるてんぷ牛の「ふじ」がいよいよ来ました。7月頃から購入はしていたのですが、運送など諸々の関係で先週にいよいよ登場!(ニックネームは「ふじこ」と呼んでるので以下はふじこと書きますね。)

ふじこは、2009年(平成21年)09月16日産まれの雌で今年で13歳になります。血統は、安福久→勝忠平→忠福と言う流れでコテコテの鹿児島の血統なのですが産まれは島根県の牛です。遡ってみると、ふじこのおばあちゃん牛は鹿児島の曽於で生まれ育っていました。その後ふじこのお母さん牛が子牛の頃に島根県の奥出雲町の農家さんに買われて母牛として働いていました。そしてふじこ母から生まれたふじこは、同じ奥出雲町の農家に買われて奥出雲で母牛として5年程働いていたのですが、離農を理由にたまたま来ていた宮崎県都城の家畜商経由で都城の繁殖農家のMさんの所で7年程働く事となった後、縁あってウチに来ることになりました。

ふじこをてんぷ牛の素牛に決めた理由

  1. Mさんの所での飼われ方
    Mさんからはウチも牧草やトウモロコシを購入させて頂いておりまして、飼料の良さはお墨付きです。ふじこは牧草数種類を主体に食べている事や冬場にはトウモロコシサイレージを給与されているという事で完全なグラスフェッドではないですが、私の好きな牧草主体の飼われ方でなおかつ12歳まで子牛を産んでいた=健康的にストレスも少なく過ごしていたと予想できることから良いなと考えました。

  2. 血統構成
    この血統の一番手前に来る「安福久」は、日本の黒毛和牛業界のサシの改良を大幅に進めたとか、和牛業界に革命を起こした、などと言われており平成28年に永眠しましたが、未だにこの安福久の子は超高値で取引されるほどのスペシャルカウです。(現役時はさつま町で働いていました。)枝肉の良しあしを競う大会でも常連牛です。もちろん、次に来る「勝忠平」(さつま町の種牛)も伝説の「平茂勝」を親に持つ優秀な種牛ですし「忠福」も兵庫生まれで鹿児島で長らく活躍した種牛ですので、この血統の牛ならば素晴らしいお肉になるのではないか?と考えました。


ふじこは世代を越えて鹿児島に戻ってきたのです。

さて、そんなふじこさんはウチに来てから

・紫尾山から降りてくる水
・紫尾温泉の温泉水

を飲み

・飼料米
・稲わら
・イタリアンライグラス(牧草)

の入った三種ミックスの粗飼料を食べて過ごしています。まずは一か月ほどこのまま過ごしてもらっててんぷ農場に慣れてもらいたいと考えています。

これから新入りふじこさんを宜しくお願いします!

宜しければインスタもどうぞ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?