セネガル人

セネガルに住む前の私の日本に住んでるセネガル人の印象は、
背が高くて(180-2m)手足が長くてめちゃくちゃ細くて色が黒い人が多い。(黒人の中でも薄い、濃いがある)
イケメンと美女も多いイメージ。

私は日本でセネガルの伝統ダンスを学びはじめ、私が全然上手くならないのは私が太ってて手足が短いからどんなに踊ってもセネガル人のように踊れるようにはなれないと思っていた。

セネガルに住み始めてこの偏見はぶち壊された。

現地に来て、沢山のセネガル人ダンサーに会い、びっくりしたのは、背が低い人も多いこと。男の子も女の子もみんな小さい。男の子は160から170センチ、くらい、女の子は140センチから150センチ代の子も多い。

みんな痩せていると思いきや、かなり太っている子もいる。

もちろん、180センチ以上の人も普通に何人かいる。細い人もいっぱいいる。が、それと同じくらい、そうじゃない人もいる。

それから私は言い訳ができないようになった。
そして、自身も持てるようになった。

中学校時代、ベネズエラの学校に通ってた頃は私ももう一人の友達だけ150センチ代であとは170センチ代の女の子が大半だったので、背の高い人になりたいと小さい頃からずっと思ってて、背の低い自分が嫌いだった。

だけど、ここでは、めちゃくちゃ背が高い子もいえれば、
めちゃくちゃ背が低い子もいる。
私が小さい頃、170cmになりますように、背が伸びますようにと祈っていたと同じように、現在180cmのセネガル人女性は小さいころ、これ以上背が伸びませんようにと、神様に祈っていたと聞いた。

セネガルが、私の悲しみを優しく浄化してくれているのを感じる。

手足が長い人でダンスが上手い人もいれば下手な人もいる。
手足が短い人でもダンスが臨場感あるものになる人もいる。
ただ、きっと手足が長いだけで少し遅れる面積が増えるので
多少上手くなくても大見えて臨場界が増える事実はある。
だけど手足が長い人に、「あなたは手足が短いから
私よりきっと楽に踊れて羨ましいわ」と言われた。
確かに手足が長い人より短い分風の抵抗がすこし少ないのかもしれない。
だけど、手足が短い分、手足が長い人にも負けないくらい
動作を大きくする努力をするのでやはり同じくらいの力を使うんじゃないかと私は思う。
手足は長いは長いでそれぞれの苦労があるんだなと思った。

ある日本人の友達に私が踊っているセネガル伝統ダンス「サバール」を
見せた時、彼女が一番目が行ったのが、背が高く、手足が長い子達の踊りだった。
背が低くても上手い子はいたのに、彼女の目に止まったのは激しく舞う
手足の長い子たちの動きだった。

私はショックを受けたのと同時に、私もそう思っていたなと思った。

最近は手足が長い人も増えているが、日本人は手足が短い人が比較的多い。
そのため、私含め、手足の長い人たちを見るとおお〜かっこいい〜となる。

だけど、手足が長いアフリカ人には、私は足が短くて背が低いことを可愛い、そういう人のがタイプと言われることがある。

こんなに背が高い人と背が低い人、太ってるいる人と痩せている人が共存している国を私は見たことがない。
だからこそ、大きく目を開かさせてもらえたし、
どんな体型の自分でもいいと思わせてくれた。

私は社会のモデル=かっこいいイメージに踊らされ、自分に劣等感があるんだろう。
まだまだ自分の体には劣等感だらけだが、そんな私の体も尊重できて誇りに思えるようになっていきたい。

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