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職場で今起こっている『見えないロス』を減らすためのスキル

こんにちは、働く人のためのコーチ藤田 純子です。

今回は、ビジネスパーソンにおいて、一番の投資といわれる高いコミュニケーション力を身に着けるメリットについて綴りたいと思います。

業種や、社風がそれぞれあるように、
職場において『優秀な人』の定義は様々です。
皆さんは『優秀な人』と聞いてどんな人を思い浮かべますか?

営業成績が高い人

マネジメント力が高い人

発想力が素晴らしいアイディア豊富な人

リーダーシップがあり、決断力がある人

何かの技能に秀でている人

それぞれの職場で優秀とされる人にはさまざまな要素があるかと思いますが、その職場ごとに求められるスキルにかけ合わせ、これからの時代に絶対的に必須とされるのものは高いコミュニケーション力、つまりコーチングを身に着けるということです。

例えば

この仕事は、こう進めるべきじゃないか?

なんで、そんなことになっているの?

普通、〇〇だよね?

~なあの人は理解できない。(意味がわからない)

なんで、やらないの?

という一見よく耳にするこれらの言葉は、相手の成長を促進し、成果を最大化するという意味ではマイナスに働くことがあります。
たとえ、主張がいわゆる正論であったとしても。

もちろん、社会人としての自覚をしっかりお持ちの方は、仕事は仕事だからきっちりやる。というスタンスの方もおられるかもしれません。

ですが、
あの人のためにも、頑張ろう。この会社のためにもやってやるぞ。
と思い仕事に情熱を傾けることができるか、
というのは、働く人の幸福度にも大きく関わる話ではないかと思います。

人は、人の心の内側まで、操作することはできません。

とはいえ、自分に紐づく人達がこのような心を持ち、安心して仕事に打ち込める環境は、自分の関わり方次第でどんどん変化を帯びていくものでもあると感じます。

『仕事に対するモチベーションなんて社会人なんだから本人しだいでは?』
と感じる方も、ぜひ読み進めてみてください。


ひと昔前に比べると、考えられないほどに働き方や人の価値観は多様化し、職場で求められるコミュニケーション力は過去にないほど高くなっていると言える時代です。

感じ方や思考の傾向も人によって様々傾向があり、

何がその人にとってこのうえないやりがいや喜びで

何がその人にとって、ストレスになったり、嫌悪感を感じるものなのか

も、千差万別。

一番残念な、職場でよく起こるコミュニケーションミスは、まったく悪気なく放つリーダーの一言が、相手のやる気や信頼を下げてしまうということです。

悪気がない一言の場合は、メンバーからリーダーに対して勇気を出したフィードバックでももらわない限り、自分の一言が相手にとって、多大にマイナス影響を及ぼしたことに気づくことはありません。


最初は、モチベーションが高かったり、上昇志向にあふれていたメンバーがいつしか目の輝きを失ったように見える。
予期せぬ社員の退職の申し入れに、内心ビクビクしている。

これは、会社員として働いていたとき、
私がいつも気がかりだったことのひとつです。


自分のチームメンバーが事前に相談することなく、またその心の変化に気づくこともできずに退職の申し入れをされることは、何よりもツラいと感じました。


ちょっとお話しいいですか?


と声をかけられようものなら、
部屋をうつる数十秒は心臓がバクバクしたものです。


ですが、仮に自分がチームメンバーの立場であったとしたら、どうでしょう。

自分が会社を辞めようかどうか、迷っているという相談を、自分のチームリーダーに相談するでしょうか?

相談する! と思えるようなリーダーは、どんな人ですか?



一緒にいて、安心感を伝えることができる
一緒にいて、勇気を授けることができる
一緒にいて、不安を小さくすることができる


これからの”選ばれる”ビジネスパーソンは、きっとこんな人なのだと思います。

コーチングを身に着けてから、仕事でのストレスが軽減したと仰る方は多いですが、それは、人の悩みの9割は人間関係と言われるほど、実は私達は人間関係のストレスに、多くのエネルギーを消費しているからです。

なんで、あの人には伝わらないんだ

なんで、こんなに言ってるのにやらないんだ

また失敗してしまった、どうしよう。なんと思われるだろう

どんくさいと思われてやしないだろうか。

納期に間に合いそうにないが、なんと報告したらいいのだろう・・

え?もしかして怒ってる?

こういった思考に人は多くのエネルギーを持っていかれてしまっているのです。

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出さないといけない書類があるのに
相談しないと進まない案件があるのに
上司の状態(機嫌)が悪かったり、何か指摘を受けてしまうのではないかという躊躇から、なかなか声をかけられない
というロスは、目に見えないかもしてませんが多大なものです。
(全部、私の過去の体験談なんですけどね・・)


自分が無意識にどのような影響を与えているのかを把握したうえで、

こんなことを言ったら〇〇のようになってしまうのでないか
自分にはきっとできない
私は○○だから・・

自分のパフォーマンスを落としかねない内側の声とよりよいお付き合いをしていくことは

職場における、見えないロスを減らすことに直結しているように感じます。

人に合わせて関わり方を最適化するだけで、このエネルギー漏れを抑え、お互いに気持ちよく本来の仕事に集中できる環境を整えていくことや、必要なときに心から協力しあえる関係を作ることは、仕事上の成果はもちろん、優秀な人材の定着率に関わってくるのは言うまでもありません。

安心して自分の意見や発想を口にだすことができ、必要とされているとひとりひとりが感じることができれば、組織は自然と活性化し、二番手三番手の育成も進むでしょう。

そんなしなやかな強いチームの中心にはコミュニケーション力に長けた本当に優秀な存在が求められてると思うのです。


働くひとのためのトラストコーチングスクール認定コーチ
藤田 純子

【トラストコーチングスクールで
ビジネスに役立つコミュニケーションを磨くなら】




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