次亜塩素酸水は”終わった”のか?

NITEによる次亜塩素酸水の新型コロナウイルスに対する有効性の評価の中間報告が出され、次亜塩素酸水は”使えない”という捉え方をされる方もおられます。

NITEによる評価についてhttps://www.meti.go.jp/press/2020/05/20200529005/20200529005-2.pdf

個人的にはこの報告をもって次亜塩素酸水は”使えない”とすることは、まだ早いのでは?と思ってしまいます。NITEの最終報告もまだ出ていませんし、冷静さが必要です。

今回の中間報告の趣旨は、次亜塩素酸水と言っても、製法や有効濃度が多岐に渡り、良心的な表示がなされていないものもあるので、よく確認して賢く選んで使ってね!というふうに個人的には受け止めています。

実際、帯広畜産大学の研究結果では、有効性が確認できる次亜塩素酸水があることが明示されています。https://www.obihiro.ac.jp/news/30218

こうした検証データって、どう受け止めるか難しいなといつも思っています。厳密に言えば、「検証に使われた特定の商品は有効=自分の手元にある商品も有効」とは限りませんし、「検証に使われた特定の商品は有効=世の中のすべての次亜塩素酸水は有効」とまでは言い切ることはできません。

次亜塩素酸水は保管が難しいというデメリットも考慮しなければなりません。自前の生成器で作って短期間に使い切るなら問題ないかもしれませんが、これからの暑い季節、ボトル詰めされた製品が流通段階で理想的な環境で保管されているかと言えば現実的には難しいことでしょう。

厳密に考えていけば、キリが無くなってしまいますよね。

自分はどのレベルで納得できるだろうと考えて、納得できなければ次亜塩素酸水以外の除菌方法を探す方にエネルギーを使いたいものです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

TクリスタルWeb



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