様々なお仕事

 色々な仕事を経験した。
 就職という形での本業と、合間に働くアルバイト、単発だったり長期だったりの派遣とか業務請負というお仕事。
 世の中には一つの仕事だけで一生を終える人もいるのだろうけど、ぼくはその対極にいることになるのだろうか。
 どんな仕事を経験したのか。というよりも、こんな仕事があるのか。という紹介のようなものになればいいかなと思う。

写植・版下
 今ではMACでデザインして印刷までとあっという間(?)に出来てしまうのだが、その以前は、デザインして、文字を打ち(写植)、印画紙で出力し、台紙に貼り(版下)、色を指定し、フィルムを作り、版にして(製版)、印刷し、製本する。と工程も多かったし、時間もかかった。
 そのころは版下を印刷会社に持ち込むことが多かったが、MACが主流になってくるとフィルムで納品とか、データで納品とかとなっていった。荷物が軽く、コンパクトになっていったのは、とてもよかった。
 バイク便なんていうのもよく使ったけれど、今はもう無いのかな。なんでもデータで送れるからね。

取材・雑誌編集
 上記の会社とは別のところだけど、仕事を受けるだけでは伸びないと判断したのか、地域向けの雑誌作りを始めたというのがあった。アンケートやプレゼント企画を担当したけど、素人ばかりでこんなことしててもなぁ、と思っていたら、やっぱりすぐに終わってしまった。

シルク印刷
 本や雑誌だとオフセット印刷というものなのだが、プレートとか操作パネル、シールなどのようなものを扱う会社にも行った。試作とか、小ロット専門のようなところだった。全て手作業での印刷。やっていたのは作業管理や外部手配だったけど、大きな機械に直接印刷をするときなどはその工場へ出張しての作業があって、それについていくこともあった。
 一言で印刷といっても、色々あるんだなと知れたのはよかった。

コピー屋
 そんな名前じゃなかったけれど、そんな会社もあった。
 大きな図面を特大のコピー機でコピーして、A4くらいのサイズに折りたたむ。というような仕事。
 社内用の資料のようなものを、コピーして、穴を開けて、紐で閉じる。というような仕事も多かった。こういうのも外部でやるんや、というか専門でやってるところがあるというのに最初は驚いた。
 いろんな仕事があるんやね。

商品取引
 なんか経済の一端を垣間見た。という感じだった。よう分からんけど。
 資格を取るのが楽しかったな。仕事は面白いものでは無かった。
 社長が二代目とかで、規模を大きくしようとして失敗したパターン。そういうのを見れたのはよかった。そういうのは他にもあったけど。ああ、まとめて別で書こうか。

和装小物
 草履、バッグなどを扱っていたが、どんどん規模が小さくなる中でいろいろもがいていた。
 展示会を任されたのはいい勉強になったし、楽しかった。
 あ、やっぱりここも二代目だか三代目だかの次期社長がいろいろだったな。

パッケージ
 大きなシートを機械に通して、袋に加工する作業。その検品とか、箱詰めとか。
 夜勤というのも経験したな。ずっとというのも大変だけど、二、三日とか、一週間での交代というのも、体は大変だったなぁ。

派遣・業務請負
 本当にこれは会社によって、いろんなことが違うなと実感した場所。
 扱う仕事の傾向によっても違うのだろうけど、会社の方針というかシステム上の問題なのか分からないけど、効率とか分かりやすさとか、親切とか丁寧とか、会社のカラーは様々だった。

試験監督
 月に一、二回ある、塾での仕事。問題解答の配布と回収。試験時間内は巡回監視。スーツで革靴でずっと立っているのはしんどい。

ホテル清掃
 最初にするのはベッドのシーツを外したり、ゴミを捨てたり。風呂場やトイレの清掃を見ていると、ものすごく専門的で特殊な仕事だ。そしてそんな仕事にケチをつけて安く泊まろうとする輩もいる。愚かだ。

弁当製造
 食品関係はどこも大変だ。衛生管理に神経を使う。
 一人で弁当を詰める分には自分のペースでできるのだが、流れ作業になると精神的に疲れる。そしてどこも人手不足だ。

商品ピッキング・梱包
 本当にこれも様々で、通販会社、ドラッグストアの専門とか、メーカー直属だったり。扱う商品によって大変さは違う。女性中心のところもあれば、男ばっかりの場所もある。倉庫での作業が多いので夏場は暑すぎる。

配送・仕分け
 はっきり言って力仕事。大手の配送会社でも人海戦術。ジュースやビールばかりだと腕がもたない。ドラッグストア専門も重かった。大手通販は軽いけど量が半端なく多かった。

 ざっと書き出してみた。
 似たような仕事でも会社によって場所によって、いろいろ違う。仕事の大変さで考えてしまうけど、基本は人。人間関係がいい場所は楽しく働ける。
 それと最近はどこも外国人の労働者が多い。そこもコミュニケーション。
 頑張るというよりも、楽しみながら仕事をしたい。

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