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「好き」で「動かす」

人事部の小山です。

組織には、上司・部下の関係だけではなく、同期のつながりなどの関係あります。

組織の人間関係

1.タテの関係
上司・部下の指示命令系統。
言い換えると、「動け」の関係です。

2.ヨコの関係
同期などの仲の良い関係。
言い換えると、「好き」の関係です。

エアホッケーを例にとって考えてみましょう。
エアホッケーには、①浮かす、②打つの2つあります。

つまり、浮いていない状態で、どんなに力を入れて打っても、びくともしません。

浮かす、つまり、モチベーションをあげる、「好き」をつくることをしないと、方向性を示しても、受け入れられず、反発が起きます。

また、浮かす、つまりモチベーションをあげただけでも、具体的に、いつまでに、何を、どのようにと、アクションを示さなければ、行動につながりません。

なので、①浮かす、かつ、②打つ、つまり
①モチベーションをあげる
②方向性をしっかり示す(具体的に指示する)
と掛け合わせで、はじめて、人を動かすにつながります。

先ほどのタテ、ヨコの関係でいうと、
どちらかだけだと、
タテの関係は、打つだけになりがちで、反発をして、動かなさい。
ヨコの関係は、具体的な行動につながらないので、動かない。

と、どちらも、人を動かす関係になりづらくなってしまいます。

そこで、ナナメの関係です。

3.ナナメの関係
メンターのような存在です。
直接の上司ではなく、同期のような横でもない、先輩の存在です。
ナナメの関係の目指すところというのは、「好き」で人を動かすということだと考えます。

タテの関係は、嫌いだろうと「動け」と言うことです。
ヨコの関係は、嫌いな人とは、繋がりません。

ナナメの関係がだからできるのは、
「好き」なものを増やしてあげること
「嫌い」なものを「好き」に変えるヒントを与えること


そして、「好き」で動かす力にすることができることではないでしょうか。

好きになる

自社の商品をもっと自信をもって売れるようにするために、上司が、部下に、「もっと商品を好きになれ!」って言っても、
たぶん、部下は好きになれないでしょう。

なぜかと、いうと、「好き」は勝手に生まれる感情だから、「好き」をつくりだせないと思われがちです。

ただ、一方で、「好き」な人から勧められたものは、
興味をもつでしょうし、
「好きな環境」ですることは、「好き」になってしまうかもしれません。

あるいは、接触頻度を高めていくことで、だんだんと好きになっていくのかもしれません。

いずれにしても、「好き」になるのは、本人ですが、
「好き」になるヒントは与えていけるように思います。

TCFの内定者は、簿記や課題図書の取り組みで、
日々LINEのグループが動いています。

動いていない日はないです。

接触頻度は、高く、仲間や先輩を好きになるきっかけづくりは
できてきてはいると思いますので、
そこから今度は、商品を好きになっていくと、
結果、会社を好きになっていけるように感じます。

人事部 小山

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インド、フィリピン、マレーシア、トルコ、インドネシア、ベトナム、バミャンマーで働く11名の喜怒哀楽の物語。 【新卒海外研修】(連載中) http://www.kuno-cpa.co.jp/recruit/shinsotsu-kaigai/