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二重埋没法は何回までできるのか

今回は、二重埋没法は一生のうちに何回まできるのか、についてお話します。

埋没法は無制限にできるわけではない

皆さんは、埋没法は何回くらいなら安全にできると思いますか?
埋没法は、7-0という非常に細い糸を用いて粘膜と皮膚を縫い合わせて二重のラインを作る手術です。埋没法は、1回、1回の手術は切開法と違い、まぶたの負担が少ない治療ですが、何度でも無制限に行えるというわけではありません。術式や瞼の状態にもよりますが、「埋没法は生涯で3~4回まで」としているクリニックが大半だと思います。

回数が増えると様々なトラブルの原因になる

埋没糸は、ナイロンやポリプロピレンなどの医療用の非吸収糸を使用しています。従って、埋没回数が増えれば増えるほど、瞼の中に糸が溜まっていくことになります。沢山糸が溜まっていくと、瞼の違和感が出てきたり、ラインの引き連れ、予定外重瞼線、シコリ、瞼の歪みなどの原因になります。本数が増えれば埋没糸のトラブルは増加しますので、目安としては、瞼に糸は10本以上は入れないほうが良いでしょう。つまり、2点留めなら4回、3点留めなら3回、4点留めなら2回までというのが現実的な数字だと思います。6点留めを3回で18本というのは常軌を逸した数字です。

回数制限まで埋没したら、切開法を行うのが良い

では、制限回数まで埋没を行っても二重のラインが取れてしまって、それでも二重手術を希望する場合、どうすれば良いでしょうか。その様な場合、埋没糸を出来る限り抜糸して切開法を行うのが良いでしょう。ただ、以前の記事でもご説明したとおり、切開法は埋没法と比較してリスクの高い施術になりますので、回数制限までは埋没法で粘ることをおすすめします。そのため、埋没法はできるだけ少ない糸の本数で、なおかつ1点が取れにくい様に手術することが大事です。

埋没法は糸の本数が少なく、長持ちする術式が良い

当院では、瞼への負担を考慮して、2点埋没法を基本としており、また1点1点が取れにくい術式を採用しております。当院での埋没法の術式にご興味があれば、術式の解説や手術動画も公開しておりますので、ぜひご覧ください。

いかがだったでしょうか?今回は、「二重埋没法は一生のうちに何回まできるのか」ついてのお話でした。最後までお読み頂きありがとうございました。

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【参考動画】
埋没法は何回までできる?美容外科医が解説します!!!
https://youtu.be/kEpZA6nlB8w

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