キー判別の落とし穴 〜スリーコード〜

こんにちは、コードワークラボの田端です。
今回は「キー判別の落とし穴 〜スリーコード〜」というタイトルでお届けします。

この記事は、楽曲のキーの判別に関する内容で、以下のような方向けの内容になっています。

・ 音楽理論を学ばれている方
 → 楽曲のキーが音楽理論的な感覚に反するケースを解説しています。

・コードの度数表記を理解されている方
 → 記事内に度数表記が出てきます!

興味があれば是非、最後までご覧ください!


さて、早速ですが、
楽曲のキーを判別する方法として「使用コードからキーを予測する」という考え方があります。その場合、ダイアトニックコードの出現率からキーを予測するのが最も基本的です。


例を挙げてみますね。

例1:
Aメロ頭から以下のような進行です。
|C F|G C|F G|C G|

いかがでしょうか?
キーはどう予想されるでしょう?

言うまでもないですが、この場合はCメジャーキーと予想するのが普通ですね。

例1での使用コードは3つ、C, F, G 。
それぞれCメジャーキーのときのダイアトニックコードであり、度数表記だと C, F, G はそれぞれ Ⅰ, Ⅳ, Ⅴ となります。いわゆるスリーコードですね。



それでは次の例はどうでしょうか?

例2:
Aメロ頭から以下のような進行です。
|G F|C|G F|C|

この場合のキーはどう予想されるでしょうか?

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