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新型コロナウイルス 専門家会議の提言する「新しい生活様式」とは?

緊急事態宣言が5月31日まで延長され、収束の兆しを見せない新型コロナウイルスの感染拡大。私たちの生活は今後どう変化していくのか、専門家会議で提言されたものをまとめました。

政府の専門家会議は4日、新たな感染者の数が限定的となった地域でも感染拡大を長期的に防ぐための「新しい生活様式」の具体例などを提言としてまとめ、公表しました。その内容を紹介します。

一人ひとりの基本的感染対策

図1

・人との間隔は、できるだけ2メートル(最低1メートル)空ける
・遊びにいくなら屋内より屋外を選ぶ
・会話をする際は、可能な限り真正面を避ける
・外出時、屋内にいるときや会話をするときは、症状がなくてもマスク着用
・家に帰ったらまず手や顔を洗い、できるだけ早く着替え、シャワーを浴びる
・手洗いは30秒程度かけて水と石けんで丁寧に(手指消毒薬の使用も可)
※高齢者や持病のあるような重症化リスクの高い人と会う際には、体調管理をより厳重にする

図2

・感染が流行している地域からの移動、感染が流行している地域への移動は控える
・帰省や旅行は控えめに、出張はやむを得ない場合に
・発症したときのため、誰とどこで会ったかをメモしておく
・地域の感染状況に注意する

日常生活を営む上での基本的生活様式

・まめに手洗い、手指消毒
咳エチケットの徹底
・こまめに換気
・身体的距離の確保
「3密」(密集・密接・密閉)の回避
・毎朝の体温測定、健康チェックを行い、発熱または風邪の症状がある場合は無理せず自宅療養

日常生活の各場面別の生活様式

画像4

<買い物>
通販も利用
・1人または少人数ですいた時間に
電子決済の利用
・計画を立てて素早く済ます
・サンプルなど展示品への接触は控えめに
・レジに並ぶときは、前後にスペース

<娯楽、スポーツなど>
・公園はすいた時間、場所を選ぶ
・筋トレやヨガは自宅で動画を活用
・ジョギングは少人数で
・すれ違うときは距離をとるマナー
・予約制を利用してゆったりと
・狭い部屋での長居は無用
・歌や応援は、十分な距離かオンライン

<公共交通機関の利用>
・会話は控えめに
・混んでいる時間帯は避けて
・徒歩や自転車利用も併用する

<食事>
持ち帰り出前、デリバリー
・屋外空間で気持ちよく
・大皿は避けて、料理は個々に
・対面ではなく横並びで座る
・料理に集中、おしゃべりは控えめに
・お酌、グラスやお猪口の回し飲みは避けて

<冠婚葬祭などの親族行事>
・多人数での会食は避けて
・発熱や風邪の症状がある場合は参加しない

働き方の新しいスタイル

仕事

テレワークやローテーション勤務
時差通勤でゆったりと
・オフィスはひろびろと
会議や名刺交換はオンラインで行う
・対面での打合せは換気とマスク

業種ごとの感染予防ガイドライン

専門家会議は業種ごとに感染予防のガイドラインを作成することも求め、感染対策として

・複数の人の手が触れるものは適宜消毒する
・ユニホームなどをこまめに洗濯する

といった例を挙げました。

また、感染リスクが比較的高い場所としてトイレ休憩スペースをあげ、

・便器内は通常の清掃で良いが、フタを閉めて汚物を流すよう表示する
・一度に休憩する人数を減らし常時換気することに努める

などといった具体例もあげられました。

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