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東京都ロードマップ「ステップ1」で可能になったことは?

自粛緩和冒頭

東京都は感染症の防止と経済社会活動の両立を図る道筋として「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ」を策定しています。
緊急事態宣言の解除にともない休業要請の段階的な緩和が始まり、26日午前0時よりこれまでの「ステップ0」から「ステップ1」へと移行しました。

■東京都の「ロードマップ」5つのポイント

① 外出自粛等の徹底を通じて、感染を最大限抑え込む
② モニタリング等を通じた、都民生活や経済社会活動との両立
③ 必要な場合には、「東京アラート」を発動
④ 「第2波」に対応するため、万全の医療・検査体制を整備
⑤ 「新しい日常」が定着した社会の構築

5つの柱左空欄


■「ステップ0」~「ステップ3」

緊急事態宣言の解除を受けこれまでの「ステップ0」から「ステップ1」へと移行。スポーツジムとカラオケについては休業要請緩和の対象外でしたが、ロードマップの改訂(26日)によりスポーツジムは「ステップ2」に、カラオケは「ステップ3」に加わっています。

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■「ステップ1」で可能になったのは?

ステップ

図書館や博物館が再開され観客席を除く体育館や水泳場など屋内運動施設の利用が可能に。プロ野球(6月19日開幕)の無観客試合なども可能になるほか、これまで夜8時までとされていた飲食店の営業についても午後10時まで延長できることになります(接待を伴う飲食店は除く)。

◆展示施設
博物館、美術館、図書館、科学館、記念館、水族館、屋内動物園、屋外動物園、屋内植物園、屋外植物園の利用が可能に。

◆飲食店
宅配とテイクアウトを除き、朝5時から夜10時までの間の営業を要請。酒類の提供についても夜10時までとすることを要請。

◆運動施設
これまで使用可能だった屋外施設に加え屋内施設も利用可能に。屋内外ともに観客席の使用はできない

◆イベント開催の規模(改訂後)
屋内・・・100人以下 屋外・・・200人以下
    

(東京都HPより)


■休業要請の緩和や再要請はどのように決まる?

指標

休業要請の緩和や再要請については次の7つの指標のモニタリング結果をもとに行われます。(④重症患者数、⑤入院患者数以外は7日間の移動平均を使用)。

①新規陽性者数
→緩和の目安・・・1日20人未満、再要請の目安・・・1日50人
※東京都の日別の新規の感染者数は5月15日以降28日まで20人を下回っていましたが29日に22人の感染が確認されています。(5月29日追記)

②新規陽性者における接触歴不明率
→緩和の目安・・・50%未満、再要請の目安・・・50%

③週単位の陽性者増加比
→緩和の目安・・・1未満、再要請の目安・・・2 

④重症患者数

⑤入院患者数

⑥P C R検査の陽性率

⑦受診相談窓口における相談件数

※④~⑦については緩和の目安、再要請の目安は示されていません。

これらのモニタリングの結果、感染拡大の兆候があったり注意を促す状況になった場合は「東京アラート」を発しレインボーブリッジや都庁が「赤」にライトアップされます。

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現在は7色にライトアップされていますが、この7色は、休業要請の緩和の目安として東京都が設定した上記の指標を示しているということです。

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(現在の状況については東京都のHPで確認が可能)


■学校再開について

学校再開2

オンライン学習などの家庭学習と学校を組み合わせ、登校頻度や在校時間、登校する生徒数などを調整。分散登校により段階的に進めていくとしています。


ステップ1最後改