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現場から、 ~TBS NEWS~

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TBSテレビ報道局が運営するnoteです。記者個人noteやNEWS23スタッフnoteなどをまとめています。公式WEBサイトはこちら→http://news.tbs.co.jp
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2018年4月の記事一覧

続・SNS担当者(1年目)がやるべきこと

続・SNS担当者(1年目)がやるべきこと 2017年度の「TBS NEWS」SNS施策を振り返る ●「前例がない」ことからやってみよう SNS担当・・・といっても、テレビ以外のニュースを出す場、全てを見ているため、日々やることは結構あります。結構あります。(2回繰り返してみました・・・笑)仕事の優先順位をつける必要があり、私が大切にしていたのは「前例がない」ことからまずやってみよう!という事でした。 「note」で、テレビの企画を読める形でアーカイブ化しよう。記者や取材

「お墓の住民票」!?全国初のサービス

「無縁仏にしてもらえませんか。引き取る人がいません」。 3年前に孤独死した男性はこうメモを残していました。 増え続ける一人暮らしの高齢者。生きているうちに自分が入る墓を登録できるサービスが神奈川県横須賀市で始まります。全国初の「お墓の住民票」ともいえるこのサービス、狙いはどこにあるのでしょうか。 (TBS NEWS23 18年4月17日オンエア) 神奈川県横須賀市。市役所の一室。 壁を覆い尽くすのは骨壺。すべて引き取り手のない遺骨です。 引き取り手のない遺体が年々増加し

SNS担当者(1年目)がやるべきこと

SNS担当者(1年目)がやるべきこと 2017年度の「TBS NEWS」SNS施策を振り返る ●「もったいない」を探そう どんな会社にも「もったいない」は存在すると思います。TBSテレビ報道局の場合は「テレビ放送後、ある一定期間だけWEB上に公開されるものの、その後は再利用されないVTR」がそれにあたります。事件もの以外の「残せる企画」はSNS等に残していこうよ・・・という話から全ては始まりました。 ●頑張っているのに「ほめられていない」人・組織をほめよう 報道局で一

②麻原彰晃は「詐病」なのか?~23年前、取り調べ室での言葉

(前号までの記事)死刑囚が心神喪失状態にあるときには、刑の執行を停止しなければならない。これは刑事訴訟法に書かれた規定だ。松本死刑囚はいまどんな精神状態にあるのか。次女と三女は2008年まで、変わり果てた父との面会を重ねたが会話はまるで成立しなかったという。松本姉妹はこの十年、面会を求めるが、拘置所から「本人が応じない」ことを理由に断られ続けている。200回以上拘置所に通ってきた姉妹は「父を見せて欲しい」と訴える。ブラックボックスに入ってしまった松本死刑囚。法務省は松本死刑囚

海を殺すな プラスチック汚染  ~新たな地球環境問題~

●国際社会で深刻な課題に ●最新研究から明らかになる汚染の実態 ●世界で進む対策…日本の取り組みは? TBSテレビ報道局 外信部デスク 萩原豊 ■1枚のレジ袋から数千個…  ペットボトル、レジ袋、ストロー…。私たちの暮らしに深く関わりのある“プラスチックごみ”が、海を汚染している問題。生態系への影響などについて最新の研究が進むとともに、国際社会では、深刻な課題として取り上げられ始めている。 プラスチック製品は、世界で年間3億トン以上が生産され、およそ800万トンが海に流

①オウム事件から23年~娘たちが見た父・麻原彰晃

1995年3月20日に起きた地下鉄サリン事件から23年の時が流れた。事件が起きたとき、筆者は霞が関にある東京地裁の記者クラブで勤務していた。車での朝駆け取材(検事の自宅近くで朝、待ち伏せ取材すること)をしていたため、事件に巻き込まれることはなかった。だが、現場に駆けつけた時のあの混乱と恐怖はいまでも脳裏に鮮明に残っている。オウム事件とは何だったのか。本当にすべてが明らかになったと言えるのか。死刑執行の準備が進む中、もう一度問い直してみたい。(本稿は3回連載します) 3月20