ブレインスポッティングという心理療法

どうも、青空せんせいです。
最近は栃木県内で子育て支援とオンラインで全国展開するカウンセリングで生計を立てています。

そんな私ですが、最近「ブレインスポッティング」という技法を取り入れ始めました。この心理療法については聞いたことがないという人がほとんどではないでしょうか。

ブレインスポッティングはデイビット・グランドという人が開発した技法です。人間の脳は不思議なもので、眼球と記憶を結びつける不思議な回路があるようです。EMDRというWHO(世界保健機関)でも公式に認められている方法がありますが、これは眼球を左右に動かすことでトラウマ記憶を適切な形に処理していく技法です。デイビッドがEMDRをやっている最中に、眼球が特定の位置で動かなくなってしまった患者さんがいました。

その時に、治療者であったグランドが固まった眼球をその位置で止めるように指示したところ、次々とトラウマ記憶があふれてきたそうです。このことから、人間にはトラウマ記憶と結びつく特定の眼球の位置があることが明らかになりました。

そして、「ブレインスポット」と呼ばれる特定の眼球の位置を見つけ、その位置で眼球を固定しながらトラウマを想起するのがブレインスポッティングです。

これを取り入れ始めてから、私は日々驚きの連続です。眼球を左に10秒、正面に10秒、右に10秒ずつ動かしてもらうと、感情の感じ方が変わる人が続出しました。そして、右が一番感情を強く感じるというクライエントさんに「そのまま右を見ていてください」と指示を出し、その位置で眼球を止めてもらいました。

するとどうでしょう、突如涙があふれ、今まで言葉にならなかった感情が次々と言語化されていきました。これには驚きました。

ただ見ているだけで治るの?と私自身半信半疑であったにも関わらず、この方法で幾人もの人が「治ってきた」と口々に言うのです。
そして私はこの方法を信じざるを得なくなってきました。今や研修も幅広く行われているブレインスポッティングですが、とても効果が高いことを実感しています。これをぜひ少しでも多くの人に体験してほしいと思います。

現在、13歳~43歳までの10名以上のクライエントさんに体験していただき、みんな「不思議だ」と驚いています。もちろん、完璧な心理療法など存在しないので、ブレインスポッティングがうまくハマらなかった方もいらっしゃいました。しかし、8割型の人に効果があったのです。

今までの「聞くだけ」のカウンセリングとは異なり、話す中で辛くなってきた瞬間を逃さず、ブレインスポッティングによる介入を行うようにしたところ、改善も早いということが分かってきました。

TFTや認知行動療法なども一定の効果を上げていましたが、今のところ私はブレインスポッティングを最も多用しています。

この効果を体験してみたい、あるいはトラウマを治したい、子どもの問題行動を改善してほしいなどのご要望があれば、そのお声にお応えします。


是非お気軽にお問合せください。

mail: aozora.sensei1@gmail.com
insta: tsubasa_therapy

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