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お肉食べたらちょっと元気が出た話

【活動94日目】

自宅待機生活も7日目。衝撃の国家非常事態宣言から1週間が経った事になる。
この1週間は、がっかりしたりちょっと元気が出たり波のある1週間だった。
配属先や大家さんに一時帰国のことを伝えたり、日本にいる家族や親しい友人たちに一報を入れたり、ニュースを見て連絡をくれた人たちに返事を書いたり、
やることはゼロじゃないけどやる気が出なかったり。
あまり動かないので食事もだいぶ適当だったし。
いつもは配属先で出るコテコテのペルー食の給食を「多すぎる」と言いながら食べていたけど、それも無くなって、パンやフルーツ、ストックしていたお菓子で適当に済ませることが多くなってしまった。

ペルー食は羽が生えるほど鶏肉を食べられるわよ、とペルーに来てすぐ調整員さんに言われていたくらい本当に毎日鶏肉三昧で肉を食べることは珍しくもなんともなかったけど、久しぶりに「お肉食べたいなぁ…。」と自分から思った。

明日、支援が必要な家庭に現金が配布されるという話だったので、明日から数日はスーパーやメルカドが混む可能性があったので今日のうちに少し必要な食材を買い足しておこうと思っていることを話したら、隣人が買い物行くなら一緒に行こうかな、というのでせっかくだから歩いて10分弱のメルカドまで足を伸ばすことにした。
自宅待機生活になってから、食料品の買い出しや医療機関、金融機関へ行くための外出以外は認められていないので、街の至る所に警察官がいるけど、これだけ大きなニュースになってからはなんとなく一人でメルカドまで足を運ぶのが怖かったというのもあって、歩いて5分以内のスーパーに買い物に行くことがほとんどだった。

つい2週間前までは、毎週のように通っていたメルカドに久しぶりに行ったら、人が少なくて寂しかったけど、市場に野菜や果物が山積みになっていたり、鳥が丸ごとぶら下げてある肉屋さんとかを見るのはいい気分転換になった。せっかくだから、1/4にカットされた鶏肉を買って日本から持ってきたから揚げ粉でから揚げを作ることにした。

帰って大家さん家族や、買い物に付き合ってくれたお隣さんと一緒に食べた。
大家さんは付け合わせにと、ペピーノ(きゅうりだけどズッキーニくらいの大きさがある)を切ってサラダにしてくれた。
お隣さんはお礼にとマンゴーをくれた。

こんなふうに、何気ないけど素敵なやりとりが待っているのなら、次戻って来るときは、めんどくさがらないでもっと料理しよう、と思った。
疲れたとかを言い訳にしないで、もっと周りの人と話をしようと思った。

久しぶりのお肉が美味しくてちょっとテンションが上がった午後でした。

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