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「あなたの怒りを知るスプレッド」で隠されたニーズを知る!

怒りで心がモヤモヤし、他のことに手が付かなくなるときがないでしょうか。怒りの正体がよくわからず、それに気持ちが侵食されてしまうことが。

怒りの正体を探っていくと、その中にはこれまで気付いていなかったあなた自身のニーズが見えてくるかもしれません。このニーズが侵害されたから、あなたは怒りを感じているのです。自分のニーズがわかれば、怒りをどう扱えばいいかもわかってくるでしょう。

今回のスプレッドでは、あなたの怒りの裏に隠されたニーズを見出し、怒りの感情をうまく取り扱えるようになる方法を探っていきます。

スプレッドのやり方

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あなたの怒りを知るスプレッド
1.怒りのきっかけ
2.怒りの裏に隠されたあなたのニーズ
3.怒りがあなたにもたらすもの

読み解きのヒント

1.怒りのきっかけ

あなたの中に怒りが生まれるきっかけが示されます。これが起きたら怒りが発生しやすい、怒りの表面的なスイッチになるものです。

正位置であれば、そのカードが示すエネルギーが発生すると怒りにつながる、と読みます。

逆位置の場合は、そのカードの正位置状態のエネルギーがなくなったり、奪われたりしたとき怒りへつながる、と読みます。

コートカードの場合は、そのカードを自分として捉えるか、他者として捉えるか二通りの読み解きを考えてみましょう。自分であれば「そういう人物をやらされているとき」、逆位置なら「そういう人物でいられなくなったとき」。他者であれば「そういう人物と対峙したとき」、逆位置なら「そういう人物にいてほしいのにいない、そういう人になってほしいのにそう振る舞ってくれないとき」です。

ポジティブに見えるカードだと、読みにくいと感じるかもしれません。その場合、次の2のカードとの関係で考えましょう。2のニーズが侵害された状態で起きている1、となります。周りの人からは「なぜ怒っているの?」と理解されにくい怒りとなるかもしれません。

2.怒りの裏に隠されたあなたのニーズ

あなたの中にある隠されたニーズ、望みです。これはあなたが欲しているものですが、まだ自覚されておらず、それが侵害されると無意識的な反応によって怒りが発生します。怒りの潜在的な原因と言えるでしょう。これを理解することで、自分の真の望みを見つけ、表面的な怒りに振り回されなくなることを目指しましょう。

正位置なら、そのカードが示すエネルギーを実現したい、手に入れたい、という望みです。そのカードのエネルギーを傷つけられたり、手に入れられなかったときに怒りが生まれます。

逆位置なら、そのカードの正位置の状態のエネルギーを取り除きたい、捨てたいというニーズ。不必要なものを押し付けられた怒りです。

コートカードは、ここでも自分として捉えるか、他者として捉えるかの二通りで読めます。自分として考えるなら「私はこういう人になりたい」、逆位置は「こういう人にはなりたくない」。他者なら「そういう人と関わりになりたい」、逆位置は「そういう人と関わりたくない」。

これは、ネガティブに見えるカードが読みにくくなりそうです。その場合も、1のカードとの関係を考えてリーディングします。1が起きていて、2が不足している状態です。または、あなたにマゾヒスティックなニーズが隠されているケースも考えてみましょう。

3.怒りがあなたにもたらすもの

怒りによってあなたが得られるものです。怒りによって良いものを得るポジティブな怒りも、あなたにダメージを与えるネガティブな怒りもありえます。怒ることでスッキリしてパワーを得たり、あなたの成長を促すときもあれば、怒りが問題を生むこともあるでしょう。

これは内的なものの場合もあれば、外的なものの場合もあります。内的なら怒りを自分の中に向けた場合にもたらされるもの。外的なら、怒りを外に爆発させた、あるいは滲み出させたときにもたらされるものです。

正位置なら、カードの示すエネルギーが怒りによってあなたにもたらされます。怒りによってあなたが得る、あるいは押し付けられるものです。

逆位置なら、怒りによってそのカードの正位置のエネルギーがあなたから取り除かれる、と考えます。

コートカードは、あなた自身を示すか、他者を示すかの二通りです。あなた自身なら「怒りによってそういう人物になる」、逆位置なら「そういう人物をやめる、そういう人として振る舞えなくなる」。例えばクイーンやキングの正位置、あるいはペイジの逆位置であれば、あなたの成長を示すかもしれません。キング逆位置なら、あなたはそのスートのエネルギーに関する責任を負えなくなることも考えられます。

他者として考えるなら、あなたの怒りによって「そういう人物があらわれる」。あなたの怒りによって周りの人の振る舞い方がそう変わったり、そういう人を呼び寄せる。逆位置なら「そういう人物がいなくなる」。あなたの怒りがそういう人たちを追い払います。

怒りは必ずしもネガティブとは限らない

この怒りがあなたにとってポジティブに働くのか、ネガティブに働くのかを、カード全体の関係性から感じ取ってください。必ずしも怒りが悪いものとは限りません。怒りをコントロールすべきなのか、怒りを発露してぶつけるべきなのか、あなたを成長させるものか、傷つけるものか、検証してみましょう。あるいはカードを読んでいくうちに、理由がわかって怒りが消えていくこともあるかもしれません。

ポジションの意味やこの解説に囚われず、カード全体を眺めたときにあなたが感じたことも尊重してみてください。

リーディング例

Twitterでみなさんがやってくださったものをいくつかご紹介。

他のみなさんがトライしてくださったリーディングは、このつぶやきへの返信や引用RTで見ることができます(リーディングへのコメントは現在行っておりません)。みなさまご参加ありがとうございました!

このスプレッドの深読みリーディングは、TAZNのタロットサークルでも行っています(こちらではTAZNがコメントします)。

みなさんもぜひトライしてみてください!