双子座3度「パリのテュイルリー庭園」 #サビアンシンボルのタロットワーク
パリのセーヌ川沿い、シャンゼリゼ通りの凱旋門を抜けた先にある庭園です。現在のテュイルリー庭園はフランス王朝最盛期の国王、ルイ14世の命でリデザインされ、パリで最も美しいフランス式庭園に変貌しました。その設計は左右対称で秩序だったものです。
これは1度や2度での新しい発見や驚きへのリアクションです。今度は驚きを人間の手で操作して作り出すために、自然の秘密の読み解きとその形式化が行われています。「靴下を吊せばサンタクロースが来る」のような因果関係をパターン化していければ、天の力を地上に下ろす仕組みの形式や知的な結晶を作ることができます。
ルイ14世は「王権神授説」を掲げ、絶対君主制を確立しました。もし地上の人間がサンタクロースのような天の祝福を持つ存在になれるとしたら、祝福がやってくる仕組みを秩序立てて形式化し、それを自分の手で再現することによって成し遂げられるのかもしれません。左右対称の美しい庭園は、こうした秩序や形式を自然に適用しようとしたものと言えます。またそれは1度の海中の驚異を、人間の理性が発見した法則で再現するための挑戦でもあるでしょう。
牡牛座25度の公共公園でも、同様に自然を人間の手で設計し維持管理していました。牡牛座では自然の豊かさや美しさをいつでも大勢の人に行き渡らせるための公園でしたが、双子座では秩序や理性を自然に適用し形式化できるかどうかが重視されています。
スプレッド
1.テュイルリー庭園
このカードは、新たな発見へのリアクションとして、その発見をどういう形で法則化したり、認識するのかが示されます。驚きの中に発見したことを自分の手で再現するために、どんな秩序を持っているのか。その人がどのような形式をものごとに適用しているのか。
リーディング結果
1.テュイルリー庭園:死逆
驚きの中に発見したことを自分の手で再現するために、動きを止めようとするものを動かし続けるという形式を与えている。驚きを消さないための形式化、とも言えるかもしれません。死にゆく驚きをいかに延命させるか。驚きは瞬間的なものなので、それが延命されたらもう驚きではないかもしれませんが、それでも驚きの瞬間をいかに引き伸ばすかが試みられています。
みなさんのカード
みなさま今日もトライどうもありがとうございました!
牡牛座
yagiさんが牡牛座ワークのまとめ記事を書いてくださいました!
ワークを続けてみると、自分にとってのそのサインはどんなものか、がだんだん浮かび上がってくるようです。
双子座2度
双子座1度
今回のシンボルについては以前の考察記事もあります。テュイルリー庭園の歴史についてもう少し詳しく書いてありますので、ご興味ある方はどうぞ。
サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。自分なりの解釈もしています。
このワークについての詳しくはこちら。