20200521

動画が完成した。

特にカードとカードの関係を重点的に読んでいるし、またそのための技法もいろいろ登場してくる。そういった部分にはテロップを入れて言葉にしていくようにした。しかし「なぜそのカードとそのカードの組み合わせを選んだのか」はまだ言語化されていないように感じる。

10枚のスプレッドなら、その中から2枚組を選ぶとかなり多くの組み合わせができる(45通りかな?)。また3枚組でも読むとなったらまたさらに増える。この組み合わせをしらみつぶしで読んでもいけるが、時間も手間もかかってしまう。重点的に読むべき組み合わせを選択するルールがあるといい。

この動画だと、まずあるカードを1枚引いたら、その前に登場してきたカードとのコンビを作って読んでいる。例えば2枚目を引いたら、そのカード単体で読んだあとに1枚目との関係を見る。3枚目を引いたら1枚目や2枚目との関係を読む。こうして1枚引くごとにそれまでのカードとのコンビに「読むべき必要のあるカードがあるか」をチェックしながら進むと、一気に全部のカードを開いてから重要な組み合わせを探すより見逃しが起きにくい(しかし一気に全部を開いてから全体の風景を読み解く人もいると思う)。

とはいえ、それでも「取り上げていない組み合わせ」は存在する。10枚目のカードを引いたときに1〜9枚目のそれぞれ全部との組み合わせを読んでいるかというと、そうでもない。例えばワンド6逆とカップ4、ソードペイジ逆とワンド9逆の関係などには触れていない(触れたとしたらなんらかの読み解きはしただろうが、無意識的にそこまで重要な組ではないと判断したのか)。ではどうやって「読む組み合わせ」を取捨選択しているのだろうか?

その選択基準は、例えば・・・

・同じスート同士の関係(今回の動画ならカップ同士、ワンド同士)
・反発しあうスートの関係(カップとワンド、カップとソード)
・前後のポジションのカードの関係(これはほぼ全組を取り上げている)
・同じ時間軸の前後の関係(カップ4〜ソードペイジ逆〜死)
・自分と他者の関係(ソード10とワンド8、ワンド6逆とカップクイーン逆)
・またその間に二人の関係性として入れられそうなもの(節制)
・連番や欠番の関係(ワンド、大アルカナ)
・コートカード同士の関係(今回は読んでいないが読んでもいい)
・エネルギーの因果関係、影響関係(ワンド6逆と悪魔逆)
・全体に影響力を持ちそうなカードとの関係(悪魔逆)

こんな感じかな。しかし「エネルギーの因果関係のある関係」はわりと直感的につなげている気もする。カードが示すエネルギーの内容の共通点や相違点、影響力によって共鳴させているカード同士とも言えそう。

このリストに優先順位をつけたら、「この順番でカードの組み合わせをピックアップして読み進めるといいですよ」というガイドラインになるのではないか。

もちろん組み合わせで読む以外にも見るべきポイントはある。一枚ずつ単体で読むのもそうだし、今回の場合は「ペンタクルの不在」という視点も、場に登場したカード同士の組み合わせとは関係ない。

あとはポジション7と8(ワンド6逆とカップクイーン逆)については、引いてすぐには他のカードとの組み合わせを読んでいない。これは多分、折返し地点でちょっと疲れたから頭の休憩タイムを取っているのでは。また逆位置同士でちょっと組み合わせて読むのめんどくさそうと思ったのかも(だからそれを取り返すためにあとからかなり念入りにこの辺を読んでいる?)。これは読み解きの技法として「参考にしてね」と語れることではないけども、まあそういうのもやってましたね、というお話。ただそのあとで逆位置同士のカードの間に正位置の節制を入れることで読みやすくしているのは技アリかも。

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