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牡牛座25度「広大な公共の公園」 #サビアンシンボルのタロットワーク

公共の公園は、人々が共同で利用できる楽しみやリラックスの場所です。社会の全ての人々のために毎日維持管理されている公園は集団的な努力によって作られました。そこで過ごす人々は、この大規模な文化の産物に「属している」という感覚から、感情的な高まりを体験できます。

24度ではネイティブ・アメリカンの戦士が活動場所である大地を守るのに戦いました。25度ではその戦いは終わり、敵も味方もなく、全ての人に平等に開かれた平和な公園が描かれています。

23度の宝石のように、所有者だけがその名声を得るのでもありません。公共に開かれた公園は個人の豊かさのためだけではない、誰もがその価値を受けとることができるものです。23〜25度を振り返ると、高い価値の宝石が一箇所に集められたため、そのアンフェアを正す戦いが起きたが、その価値が全ての人々に開かれたから戦いも終わった、という流れを見ることもできそうです。自然のプロセスと職人の技を合わせて作られたのは宝石も公園も一緒、それは個人のためではなく公共の価値になりました。

牡牛座はこれまでのプロセスで自然の恵みを受け取りつつ、その脅威と対処しながら欲望とその対象の価値を高めてきました。その力が極まったこの度数では、自然環境を自分たちの手で設計して作り出し、きちんと維持していけるようになっています。自然の恵みと脅威、自らの欲望をとことん理解し、使いこなせるようになったからこそ、大きな公園を作って平和に維持し、それを集団で楽しめるようになったのかもしれません。

スプレッド

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1.公園

公園は全ての人々のために設計、維持、大規模に組織化されたものです。自分が「属している」と感じ、平和に暮らしリラックスできる自分の文化の産物を示しています。

これは自分だけが利用できるものではなく共同で平和に利用しているもの。自然に出来上がったものではなく人間の文化の結晶です。

リーディング結果

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1.公園:運命の輪

全ての人々のために設計、維持、大規模に組織化された、時の流れや循環のサイクル。そのサイクルは自分が「属している」と感じられ、平和でリラックスして暮らすことができる文化の産物です。このカードからは時間の流れ、春夏秋冬の循環などが思い浮かびますが、これは自然に出来上がったものではなく人間の文化の結晶なので、単なる時間や自然環境の移り変わりとしての四季ではなく、人間が文化的に作った「暦のシステム」のようなものでしょうか。

これは占星術やサビアンシンボルそのものを示しているとも感じました。円環を巡るシンボルたちは、自然な時間の流れを人間の文化によって捉え直したものとも言えます。多くの人々がそのシンボルのシステムの中で楽しむことができます。

運命の輪は牡牛座17度で剣と戦っていた松明のカードでもありました。実用性である剣に動機や意味を与える精神性だった松明が、きちんと現実世界に人の手で具現化され、維持されるようになった、とも読めそうです。

みなさんのカード

今日もみなさまトライありがとうございます! 微妙にカードがかぶっている方たちがいたり、全体の絵で見ると「渡しに来ました」的な人物が描かれていたりとおもしろいです。

24度

サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。自分なりの解釈もしています。
このワークについての詳しくはこちら