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牡牛座29度「一つのテーブルで働く二人の靴職人」 #サビアンシンボルのタロットワーク

靴は足を覆い保護するものですが、ここでの足は「理解(Understand)」の象徴とされています。靴は「理解」を布や皮で覆い、プロテクトする具体的な形を示しています。

正反対のものを考慮しなければ何かを完全に理解することはできませんが、二人の靴職人が二つの対立する観点からそれを行っています。物事を理解するプロセスでは真逆の方向それぞれから光を当て、影を消す必要があるのです。しかしそれは二者択一の選択を迫るものではありません。職人たちは理解のために二つの相反する観点を持ちつつ、一つのテーブルでの共同作業によりそれを保護する靴を作ります。

これは28度更年期女性の新しい体験を、新しいやり方で理解するための作業なのかもしれません。

また靴は人間と大地の接点にあるものです。大地のエネルギーは牡牛座が司ってきたものですが、その繋がり方を新たに作ったり、リペアしたりが行われます。ここでの靴はテーブル上にあって、大地と接触しているものではありません。今一度、大地のとの繋がり方の見直しや作り直しが起きているようです。

二人の靴職人からは次のサイン双子座のイメージも連想されます。この度数ではもう一度靴を履いて牡牛座の大地に立ってもいいし、双子座へ行ってもいい、どちらにも行ける「あわい」にいると言えます。

スプレッド

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1.テーブル
2.靴職人
3.靴職人
4.靴

テーブルは靴職人たちの共同作業が行われている場所です。

2枚の靴職人は、ある経験(特に新しい経験)を理解するための、二つの対照的なアプローチ方法を示しています。

靴は、その結果生まれた理解を保護するものです。

リーディング結果

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1.テーブル:死
2.靴職人:ソード2逆
3.靴職人:ソード5逆
4.靴:ワンドキング

テーブルがいきなり死んでいる。仕事が止まっちゃっている、活動が休止している状態。靴職人たちが両方逆位置なので、作業場をリニューアルするために一回仕事を休んでいます、みたいなことかもしれません。

靴職人、一人目はソード2逆。「二つの観点」そのものを示すようなカードですが、逆位置です。この人は二つの観点が存在することを許していない、あるいは自分ともうひとりの観点を混同している。

二人目、ソード5逆。異論があってもそれをぶつけない。意見の対立が怖いので、違うものの見方を表明しない。ナアナアにしちゃう。職人たちは両方ソードなので「理解」に関わるカードと言えますが、二人ともひっくり返っています。二つの観点から理解する気がない。死のテーブルの影響かも。

靴、ワンドキング。人に頼らない、自立心の強い人物を示すカードです。DIY精神あふれる靴の持ち主が「他人の手は借りねえ!」と自分で自分の靴を作ったり直したりしている。靴職人が休業中だからそうせざるをえないのかもしれませんが、営業しててもこの人は自分でやってしまいそう。絵は自分で義足を作る大工のゾンビ、靴どころか足そのものから自分で作っています。「俺が作った理解なんだからそれで正解!」二つの観点も必要としていない・・・。

みなさんのカード

本日もみなさまトライありがとうございます!

28度

↑月のカードって生理(月のもの)っぽいので、更年期を過ぎて閉経したら逆位置化しているのしっくり。

26度

ワークへのご感想

↑サビアンのプロセス、もう一つの人生という感じもします。毎日辿っていくと自分もその経験を積み重ねているみたい。

↑「サビアンとタロット両方勉強するのに最適」ありがたいお言葉です。

サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。自分なりの解釈もしています。
このワークについての詳しくはこちら