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双子座6度「石油を掘る労働者たち」 #サビアンシンボルのタロットワーク

石油を掘る労働者は、表面的には権力や富への飽くなき欲求とリスクへの覚悟を持っています。しかし同時に石油は古代生物の腐敗の最終結果であり、石油を掘ることは集合無意識の深層へ到達し、かつて栄えた古代の知恵や力を呼び起こす試みでもあります。本当にここに石油が出るのか? 事故が起きないか? あるい汚染物質が吹き出すのでは? 様々なリスクよりも、まだ見ぬ資源、底しれぬ古代の力への好奇心と知識欲が優先され、可能性の最深部へ貪欲に辿り着く能力が示されます。危険は大きく、リターンも大きい試みです。

4度ヒイラギとヤドリギでは、記憶や伝統というすでに親しみのある過去のロマンに心を寄せていましたが、6度ではまだ見ぬ太古の知恵と力、より深い未知の資源が目指されています。同時に石油堀りは未来への賭けや投機でもあるでしょう。

5度の雑誌は驚きを作り出すため形式を破ろうとしましたが、6度では「壊した後、もっといいものがここにあるはず!」という集中的な探求があります。まだ出会っていない未知の驚きへの深く、危険知らずの好奇心です。

スプレッド

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1.労働者
2.石油

労働者は、好奇心や知識への飽くなき欲求です。リスクを冒してでも深く集中的に未知の最深部へと掘り進めます。

石油は、古代からの力と知識です。労働者の好奇心の対象です。横位置のカードは逆位置を取りません。

リーディング結果

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1.労働者:ペンタクル4
2.石油:ワンド3

ペンタクル4の労働者は危険を冒したりしそうもないのですが、ここではあくまで「リスクを冒してでも最深部へ掘り進む好奇心」として読んでみます。毎日、一定の分量だけ定期的に、規則正しくリスクを冒して採掘する労働者。安定的に活動している労働者と言えます。

石油はワンド3。意欲や情熱の増幅。これを手に入れると活力やテンションが増大する古代の力や知恵。石油のことを古くは「燃える水」と呼んでいましたが、そんなイメージ。もしくは石油ではなくマグマ。絵で見ると真下へ掘り進んでいる図にも見えます。

みなさんのカード

今日もみなさまトライありがとうございました!

5度

1度


サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。自分なりの解釈もしています。
このワークについての詳しくはこちら