12月7日 新たな一歩
新しい仕事のミーティングに出た。
今の仕事のミーティングと別の事業だけれど、商売である点では変わらないのにミーティングの共有事項が全然違う。おもしろい。
長いこと働いてきた会社のこうあるべきが移り切った頭には新鮮である。雰囲気もよいところも不足に感じることも全部新鮮である。
この気持ちを忘れないように(困難だとは思うが)したい。
慣れないでいることがたいせつだともう学んだ。
とても難しい、慣れないでいるということ。
ひとりでいることには慣れてきていて、人との関わり方が深くなれない。
けれどやっぱりひとりには慣れきれない。
ともだちはいる。
綾小路翔がファーストテイクでひとりでもいいからともだちを作ろうと言っていた。
ともだちがいないのは悩みだったけれど、よくよく考えれば「ともだち」という概念に求めすぎていたし合わせていたのだと今は思う。
相手がどう思ってるかはよくて、わたしはともだちだとまず思うようになった。仲間だった人、同僚だった人が年齢関係なくこのひとはともだちだと思えるようになったのはいつからだっただろう。
今身を置き始めた場所にまだそんなひとはいないけれど、離れたどこかにともだちはいる。
今身を置いている場所にいても、離れているのがともだちだから別段問題はない。
今日もほんとうは誰かと飲みに行きたい気分だがここらへんにともだちはいない。
寂しい。
寂しさはともだちになった。
言い訳に読めるけれどそれでいいかもしれない。
たびたび訪れるこの寂しさ。
ともだちはいるのだ。
いつでも会えるはずずっとじゃない。
いつでもいられるわけではない。
慣れないことをしていく。
新たな一歩のおもしろさも忘れないように忘れながら留めておく。
混ぜながら吸い込んでいく。
いくつになってもこんなようなことを考えながら夜を歩く。
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