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テレワークゆり物語 (23)若き日のビル・ゲイツと出会っていた件

大学時代のアルバイト先であった(株)アスキーに、ときどき現れる、よれよれシャツとボロボロジーンズの外人さん。

英語が苦手な私は、その人がマイクロソフトFE本部の部屋へ来ると、コソコソと、裏のコピー室に隠れたものだった。

「あの人がビル・ゲイツよ」

いつもお世話なっていたA女史に教えられ初めて、何度も仕事で切り抜いた新聞記事の人と一致した。言わずと知れた、マイクロソフトの創業者 ビル・ゲイツである。

A女史はいつも、私のことを気にかけてくれる、Windows1.0についても教えてくれた人だ。「これを読むといいわよ」と渡された雑誌の記事には、当時のアスキー西和彦社長が、インテルにヘリコプターで乗り付けた話とか、マイクロソフトのビル・ゲイツに直談判した話が書かれていた。

すごい人たちの会社でアルバイトしているんだ~

やっと気づいた私だった。

当時の私は、21歳。今より痩せていたし、今よりはキレイだった。
この時27歳の若きビル・ゲイツにウインクのひとつでもしていたら、私は、今ごろ億万長者(正確には兆億長者)になっていたかもしれない・・・と、飲み会で何度もネタにした貴重なエピソードである。(笑)

残念ながら、当時はシャイだった私は、話かけることはできないまま、人生最大のチャンスを逃してしまった。

しかしその後、私は、本当に「億万長者になり損ねる」ことになるこの話はまだ続く・・・

※写真は、2008年、米国務省の招へい(IVLP)で、アメリカのマイクロソフト本社を訪問したときのもの。


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