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ゴチャ庭巡りのススメ②

「ゴチャ庭」とは「ゴチャゴチャした庭」、つまり「家の庭先にプランターや植木鉢が無秩序に多数置かれた状態」のことだ。ーゴチャ庭巡りのススメ①
ゴチャ庭の魅力、それは秩序と無秩序、意図と偶発、意識と無意識、人為と自然、そうした二項のあわいをたゆたう曖昧模糊とした美である。ひとつひとつの営為は意図的であっても、それらが時間を経て堆積していくごとに、限りなく無秩序へと近接していき、そこから解釈不能な美が立ち上がるのだ。ー ゴチャ庭巡りのススメ①

梅雨の晴れ間に恵まれた別府、格好のゴチャ庭巡り日和である。

早速今日撮ってきたゴチャ庭の数々を一緒に鑑賞していこう。

ゴチャ庭鑑賞の醍醐味、それはなんといっても様々なモノ達との共演が楽しめることだ。コーン、ホース、ブルーシート、発泡スチロール、ケミカルづくしの中に広がるゴチャ庭。最高。

一見手入れが行き届いてるようで、奥には無限のカオスが広がっている。絶妙。

あちこちに向いたプラスチックイスと、カラフルなペットボトル。なんとなく花の色ともコーディネート。いとをかし。

ビールケースはよくあるけれど、パンの番重はなかなかレア。逆さに設置されたペットボトルも絶妙なアクセントに。

迫力満点。やはりひな壇のように高さを出すことで手入れのしやすさと空間の有効活用を両立させようという、必死さが垣間見える。左のクーラーボックスの中が見たい。

非常にレベルの高いゴチャ庭。雑草との共存具合、観葉植物の際立つ巨大さ、隙間なく調和の取れた乱雑さ、どれを取っても一級品のゴチャ庭だ。

打ち捨てられたゴチャ庭。ひな壇で雑草がポツポツと。かつて植えたときに一緒に刺しておいた花のしるしが墓標みたいだ。

ゴチャ庭巡りはいつも新しい発見の連続だ。驚く角度から新たな美を提案してくれるゴチャ庭に、私はいつも救われている。ゴチャ庭の宝庫 別府は、三歩歩けばゴチャ庭に当たる、というくらいのゴチャ庭パラダイスで、ゴチャ庭フリークにはたまらないホットスポットである。

みなさんのゴチャ庭巡りリポートもお待ちしてます。

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