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#24 Loser-Side 2019/11/3 堀切地区ロードレース大会 2km @堀切中学校

なぜか、NHP以上の大作になってしまった。
前回弟の特別寄稿によるレース紹介を行ったが、今回は3部作のうち、2本目である。

教訓

相手の思い通りに動いたら負ける

レース直後のコメント

我慢できずに前出たのが運の尽き。完全に戦略ミス。

振り返り

NHPに次いで、この年絶対に負けたくないレースだった。
もともと、陸上競技を始めるきっかけとなったイベントでとにかく思い入れが段違いなのである。

私はこのレース、小学生6年間~中学生3年間負けなしの8連覇(小6時雨天中止を挟む)。ランニング復帰後は2年連続で弟の後塵を拝しており、今年こそ何が何でも勝ちたかったレースである。

距離も昨年までの1㎞から2㎞に延長されたこと、コースも2連敗していた河川敷一直線から負けたことのない中学校周回コースに戻ったこと、弟はフルマラソンのトレーニングに切り替えていたことなどの要素から、正直負ける気がしなかった

スタート直前のピリピリした空気は凄まじいものがあり、そこが中学校の校庭だということを忘れそうになる。子どもたちが主役のイベントにここまで本気で参加する大人は全国探してもなかなかいないだろう。

スタート後、弟が今までに見たことのないようなフワッとしたスタートで全く積極的に行かない。50mを過ぎたあたりのコーナーで一瞬の牽制があり、私は我慢できず思い切り切り替えて一気にスピードを上げ前に出た。

これが失敗だった。

その後やや前に出された形でペースを落ち着けしばらく並走を続けるのだが、斜め後ろからのプレッシャーは半端じゃなかった。うまく説明ができないのだが、レースを支配しているのは完全に相手だった。
約1㎞のコースを2周するのだが、1周目900m地点の写真がこちら

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2周目1900m地点がこちら(左端にチラッと負けた人が映っている)

画像2

絵にかいたようなやられっぷりで、この2枚を見ただけでもどういうレースだったか容易に想像がつくだろう。最後の角を曲がる前に仕掛けられてそのまま抵抗できなかった。
負ける気がしなかったという慢心が招いた結果でもあった。

でも、このレースはこれがあるから面白いんだよなあ。ここまでワクワクするレースは正直他にない。負けて悔しいが負けてもすっきりする不思議なレースだ。

兄弟対決初戦は復帰直後だったが一瞬弟に「負けるかも」という印象を植え付けたいいレースだったし、OTT(兄が勝利)を挟んだ2戦目は真正面からのガチンコ勝負のアツいレースだった。そして今回、今までで一番心理的な駆け引きがあった面白いレースだったことは間違いない。

そして、今大会の優勝賞品であるONE OK ROCKのライブチケット(母提供)という大きな獲物を取り逃がしたことが一番ショックであった。もちろんレース中はワンオクのことなど頭になかったのは言うまでもないが。

#陸上競技 #兄弟対決 #兄弟喧嘩 #堀切 #葛飾 #ランニング #市民ランナー

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