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2020/2/22 第103回日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走

だいぶ間が空いてしまった・・

結果

2020/2/22 日本選手権クロカン シニア10km  36分24秒 99位

振り返り

ここから先は、私が見てきた日本選手権の感想なのだが、やはり文字にして伝えるのは難しいなと痛感している。どう頑張っても自分の国語力ではうまく書けないので、知り合いの方は会ったときにでも話を聞いてやってください。笑

スタート前

前日受付で優勝した選手と一緒のタイミングになったり、会場の海の中道海浜公園に向かう電車にも今回入賞した選手が同乗していたり、すでに緊張はマックス。

日本選手権専用の更衣テントがあるのだが、レースでエリアパスを見せて入るなんて初めての経験だったし、これが憧れの日本選手権かと、雰囲気に完全に飲まれていた。

レース2時間ほど前にテントに入った瞬間、有名選手達が黙々と、そして淡々と着替えやストレッチをしていた。この時点で人生で経験したことのない緊張感とピリピリした空気感に萎縮してしまう。

周りどこを見ても普段テレビで見ている選手ばかりで、どこに荷物を置けばいいか、どこに視線を向けながらストレッチしたらいいかわからないほど、言葉を選ばずに言うととにかく居心地の悪い空間だった。

同じチームでも全く会話を交わさない選手がいたり、テレビでは絶対に見られない選手の会話や表情であったり、日本一を決める試合の空気を一番近くで感じることができた。一流選手達のストレッチや動きづくり、ウォームアップの流れを間近で観察できたのが競技においては今回一番の収穫だったかもしれない。

選手専用のウォームアップエリアでジョグや流しを一通り行い、招集。
スタート5分前に人数確認も兼ねて一人ずつコースに入場するとのことで、せっかくだからとコースに一番乗りした。レースで一番になれない分、本馬場入場くらいは一番にならないと。

そして、誰もいないコースを流すのは本当に気持ちよかった。

整列、テレビクルーがその姿を撮り続ける。スタート前のただならぬ雰囲気、一流選手たちは毎回のようにこの雰囲気を感じていたのかと思うとすごいところで戦っているんだなと改めて尊敬した。

レース

スタート後、少しだけでも抵抗しようと思ったが10秒でレースから落ちてしまった。当たり前だが力の差がありすぎる。
ここからは自分のベストの走りをするように気持ちを切り替えたが、それでも一周目は明らかにオーバーペース。呼吸が辛く早くも脚にダメージが来ていた。

かなり後ろの方だったので早々に単独走になってしまい、強かった風の影響をモロに受けながら基本的には我慢の連続であった。回ってきただけと言われれば正直否定はできない。
3周目以降はもう脚が完全に止まっているのでビッグパワーヒルとキャメルヒルズで泣きそうになりながら、さらに4周目の中盤からはさらに差し込み(なぜか最近差し込みグセがある、内臓が弱いのかな)と戦いながら、なんとかゴールを目指す。

周回遅れを回避し、最後は余力を残さず駆け抜けた。99位。中間インフルになったり膝を故障したりと色々あった中で、今の力は出し切れたんじゃないかな。おつかれ自分、頑張ったよ。

そしてコロナウイルスの影響で午前中の市民クロカンが急遽中止になったりと、観戦者も少ないかと思いっていたが、応援の数は相当にあった。全然有名じゃない自分に対しても全力で応援してくれるので、気持ちを切らさず走れた。本当にありがたい。

おまけ:コースの感想

深夜の雨の影響でコースの一部にかなりのぬかるみがあり走りやすいコースとは言えなかった。走ってみないとわからないタフさだったり、案外走りやすいポイントがあったりと、発見は多かった。
もし来年以降挑戦する人がいたら参考になれば嬉しい。

ビッグパワーヒル:これは見た目通りの高低差で確実に脚を削ってくる。4周目以降終盤は地獄。もう登りたくない。下りも急勾配なので走りが難しい。思いっきり下ったほうが良いのかもしれない。
キャメルヒルズ:テレビで見るよりかなりの高低差があり、コース終盤ということもありここが一番精神的に辛かったかもしれない。よく「リズムよく走る」というが、コブの1つ1つが地味に距離が違ったり高低差も違うのでいまいちノれなかった。
サンドセクション:案外大したことない、というかノーザンホースパークを走った経験からすると屁みたいなものだった。距離も短いし高低差もない。コースを外に取ればほぼ影響は受けない。
地味にキツかったのが、ヘアピン後の直線で、陽があまり当たらないため雨の影響から足元が緩く脚が取られる。クロカンにおける体幹の重要性を痛感。
総じてタフなコースで、日本選手権にふさわしい舞台だった。

ということで、これにて日本選手権プロジェクト完結です。
長文最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

#日本選手権 #ランニング #市民ランナー #陸上競技 #クロカン #日本選手権クロカン

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