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小松左京展/世田谷文学館 -2019.11.02-

あの『日本沈没』の作者小松左京の創作メモやアイデアスケッチらしき資料などの展示があったので、芦花公園の世田谷文学館を訪れました。

感心したのは大作を書く際には、膨大なリサーチをしていること。『日本沈没』の執筆時にも多くの調査をしていて、作品に書かれた数字が荒唐無稽でないように、地震やそのエネルギーの計算をされていたようです。その時に使用していた130,000円の愛用電卓も展示されていました。

小説作品の背後にある資料もさることながら、1970年の大阪万博テーマ館のサブ・プロデューサーを努められた時の関連資料が心に残りました。そのコンセプトがうかがえるものや、事前のシンポジウムの案内資料などもあって興味深く、心惹かれました。

あとは漫画が上手いことも新たな発見です。若かりしころ楽器を嗜みバンドを組んでおられたことや幼少期のエピソードなども面白いです。



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