マガジンのカバー画像

Culture Centered Design

712
街で見かける使いやすいもの使いにくいものを○×で評価しています。
運営しているクリエイター

2024年6月の記事一覧

ごみ出しカレンダーの外国語版 → ◯

出せるごみの種類や収集日、分類の基準や何を捨てられるかなどを記載したごみ出しカレンダーと呼ばれる冊子体のカレンダーが八王子にあります。他の市町村など自治体でも同様のものがあると思いますが、外国語バージョンが市のウェブサイトから見れるようになっていました。 英語、中国語、韓国語、タガログ語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語、ネパール語、カンボジア(クメール語)の9ヶ国語に対応しているそうです。 どうせならPDFではなく、HTMLページが望ましいとも思いましたが、この種の情

種芋の袋を名札として活用 → ◯

家庭菜園などで、ある領域に植えた野菜の品種を示すために、木の札などに「キタアカリ」などと油性ペンで名前を書くことが行われています。 これに代わる方法として、種子の袋や種芋の袋などのパッケージをそのまま支柱に被せてしまうやり方があります。単純な方法ですが、品種の文字を間違えたり、タイプミスもなく合理的な方法だと思いました。

違いがわかりにくい → ×

みんな大好き無印良品のスキンケア商品ですが、パッケージのミニマル化が進みすぎて、商品ごとの違いがわかりにくくなっていると感じます。 ビンや容器の共通化を進めて、無駄を省くことは良いことだと思います。しかし、容器の形状や色などで個別の商品を記憶している場合も多いと思います。商品名が書かれているとはいえ、正確に最後まで読む人は案外少ないものです。間違いやすいことは拭えないのではないでしょうか。

道路の植え込みに粗大ゴミを捨てる → ×

郊外の幹線道路の植え込みにはさまざまなゴミが捨てられています。最も数が多いのは空き缶やペットボトルですが、家電や家具など粗大ゴミに相当するものも見かけます。 先日は炊飯器が捨てられているのを見かけました。草木で覆われている空間はゴミが捨てられやすい場所です。不法投棄はやめましょう。

詰め替え用パッケージに本体の画像を表示する → ◯

洗剤や薬用石鹸など、さまざまな商品で詰め替え用の販売が行われています。詰め替え用のパッケージに商品名だけが表示されていると、よほど強いブランドが構築されていない限り、何の詰め替え品であるかがなかなかイメージできません。 人はいつも使っている製品(容器)の色や形状、ロゴマークや書体によって商品を判別、記憶しているものです。 よって、詰め替え用のパッケージには、上記例のように詰め替え用でない本体製品のイラストや画像をそのまま用いるのが、想起させるには望ましいと感じました。

正直なお詫び → ◯

食品スーパーで下記のような貼り紙があり、案内と異なる高い価格で商品を販売してしまったことを詫びていました。 10円高く売ってしまったのは6月1日の1時間だけのようです。レシートを持参すれば返金も受けるということ。このお知らせを作成するだけでも大きなコストがかかっているでしょうが、起こってしまったことをそのまま正直に報告し、妥当な対処をするということは大切だと感じました。 発覚後、1週間程度はこの貼り紙のお知らせは継続していましたので、その点についても好感度は高いと思います

インボイス対応領収書が出ることを強調 → ◯

ごく普通の駐車場でしたが、大きく「インボイス対応の領収書でます」と表示したのぼりを立てていました。 会社で経理の担当者から「領収書はインボイス対応のTから始まる登録番号がないと経費として処理できません」と厳しく言われている人も多いと思います。 インボイス対応領収書がインセンティブになるのは妙な気もします。しかし未対応の領収書しか出ないところもあるので、このような点が売りになるのだなと感心しました。