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Culture Centered Design

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街で見かける使いやすいもの使いにくいものを○×で評価しています。
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2023年11月の記事一覧

390円なら → ◯

ブラックフライデーをdisっていたのに、ついうっかりユニクロのヒートテックくつ下を買ってしまいました。 パンツやくつ下は消耗品。寿命が尽きたらぞうきんにもなる。

対象地域が目立たない → ×

Jアラートが出たときのテレビ画面です。文字情報が整理されておらず、どこに注目すれば良いか優先度がわかりにくい状態です。 特に問題なのは、対象地域が目立たず埋没しているように感じたことです。この種の注意喚起ではどこが対象の地域なのかが重要なはずです。対象地域が目に入りやすくする工夫が必要だと思いました。

タッチ式なのに飛び出ている → ◯

押しボタン式信号機のボタンは、一見すると物理的に押し込まれるプッシュボタンに見えますが、タッチ式でした。 これは視覚に障がいを持つ人でもそのボタンの存在を形状で把握できるように、凸部のデザインとなっています。 ガイダンスの文言は「ふれてください」です。古いタイプの押しボタンユニットでは、黒の背景に赤色の文字でしたが、新機種では見やすくするために、よりコントラスト比が高い、黒の背景に白色の文字が採用されています。

時間的に近接していると関連ありと感じてしまう → ×

テレビのニュース番組を観ていて、感じたことがあったので、X(旧Twitter)に下記のツイートを投稿しました。 30分や60分など一定の時間枠の中に様々なニュースを含むニュース番組は、まったく異質なニュース単体を何らかの順番で並べなければなりません。この場合、ガザでの出来事というニュースと、じゃこ天の話題はそれぞれ別のニュースです。単体として見ればそれぞれ思うところはありますが、各々考えるべき問題です。 しかし、時間軸で連続して見せられると、その二つのニュースが近接してい

ロードコーンが台座になっている → ×

ロードコーン研究家として見逃せない例がありましたので紹介します。写真左側の赤のロードコーンは標準的なものですが、右側の黄色のものには上部にアタッチメントが付いていて、駐輪場であることを示す情報掲示板になっています。 情報を示す意味合いからすれば、アイコンと文字列によって見やすく整理された良い内容と言えるでしょう。そこが駐輪場であることが一目瞭然にわかります。 しかしロードコーン本来の目的から若干ずれて転用され、主要な部分が本体ではなく上部のアタッチメントになり、ロードコー