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Culture Centered Design

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街で見かける使いやすいもの使いにくいものを○×で評価しています。
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2023年1月の記事一覧

ラベルなしのペットボトル飲料 → ◯

数年前から急に増加しているラベルレスのペットボトル飲料です。ペットボトルをゴミとして捨てる際にはラベル部分を剥がしているので、最初からないのは合理的です。 また、ラベルレスのボトルは、無駄な自己主張がなく、そのまま食卓や会議のテーブルにおいても馴染む優れたデザインだと感じます。 ペットボトル飲料以外の日用品にもラベルレスが増えてくると良いのではないでしょうか。

この場所への鏡の設置は危険 → ×

某ビルにある階段の踊り場に鏡がありました。その微妙な設置場所から鏡にぶつかる人が続出したのでしょう。「鏡です」という貼り紙が貼り付けられていました。 なまじきれいに磨き上げられているので、本当に奥に階段があるように感じてしまいます。 店舗を広く見せたいのであれば、この場所に設置する必要はありません。別の場所にもっと良い設置箇所があると思います。少なくともこの場所からは鏡を撤去したほうが良いと感じました。

半分に分けて工事する → ◯

歩道橋の工事が行われていますが、半分に分けて工事を行うようです。こうすることによって、通行止めで往来を遮断してしまうことがありません。通路は狭くはなりますが、今まで通り歩いて渡ることができます。 工事を行う業者側にとっては、効率の良い方法ではないと思われます。しかし、利用者にとっては、日常の暮らしをそのまま継続できるので望ましいと感じました。

シールタイプの切手 → ◯

お年玉年賀切手シートが当選したので、郵便局で受け取ったところ、切手ではお馴染みのミシン目の穴がなかったので、あれっと思いました。 よく見ると、薄くギザギザがあり、はがして貼るシールタイプの郵便切手でした。すぐ使えて便利であり、シール化は良いと感じました。

ChatGPTはブレーンストーミングに向いている → ◯

OpenAI社のAIチャットツールChatGPTが大きなブームになっており、その名前を聞かない日はないくらいの勢いです。ただし、やみくもにアウトプットされる結果を信じ込むのではなく、向き不向きを考える必要があるのではないでしょうか。 私は、ChatGPTはブレーンストーミングに向いていると思います。 ブレーンストーミング4原則のうち、少なくとも批判はしてこないし、出てきたアイデアに乗っかることも容易にできます。 いいかげんなデタラメも多数出てきますが、アイデアは質より量。粗

強剪定は必ずしも悪ではない → ◯

強く剪定された街路樹から新しい芽が出ていました。景観や自然保護などの観点で、街路樹を切ることや短く剪定することに反対する意見があります。 しかし、生活道路に植えられた街路樹であれば、枯れた枝葉の掃除も必要であり、誰かが行わなければなりませんし、費用もかかります。短く剪定することは人が住む地域としては、妥当な方法ではないでしょうか。

予約をしないと待たされる → ◯

年始に事務手続きのため、銀行の窓口に出向きました。最近はオンラインで各種手続きができるので、銀行窓口に行くのは1年ぶりくらいでしょうか。そこで気づいたことがありました。 順番待ちの札をとる際に、事前に予約をしたかを尋ねられます。予約していない旨を答えると、「予約なし」の待ち行列の最後になります。予約をしている人は、比較的早く進むのに、「予約なし」は待たされます。 気分的にはなぜこんなに待たされるのかというネガティブ感情を持ちました。しかしよく考えれば予約によって、顧客が何

赤の斜線を上に重ねない → ×

スーパーマーケットの駐車場で見かけた看板です。一方通行の出口なので左折をさせないように意図されています。 しかし、禁止を表す駐車禁止風マークの上に左折の青線が描かれているので、禁止(NG)ではなく許可(OK)と受け取られてしまう可能性があります。 いっそのこと交通標識の進入禁止マークに変更してしまうか、このマークを活かすなら禁止の意図を強調するために、矢印に被せるように駐車禁止の赤の斜線を上にしたほうが良いと思います。

部品の固定位置がわかりにくい → ×

年末の大掃除などでレンジフードを分解して掃除する方も多かったのではないかと思います。外すのは比較的簡単ですが、元通りに戻すのが結構面倒です。 特に、可動部品を取り付ける際に、固定位置を定める方法や、確実に固定されているかを確認するやり方がわかりにくいものが多いのです。マニュアルに記載はありますが、1年に1回しかやらない人にとってはピンとこない書きかたが多いのが悩みの種です。