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Culture Centered Design

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街で見かける使いやすいもの使いにくいものを○×で評価しています。
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2022年12月の記事一覧

回答はお電話になります → ×

問い合わせフォームを用意しているにもかかわらず、回答が電話でというウェブサイトがありました。もし電話で回答されるのなら、自分から電話で問い合わせをしたほうがその場で解決できるので、わざわざ問い合わせフォームを使わない選択をする人がほとんどだと思います。 ウェブサイトデザインの改修が行われていたようですが、そんなことより「問い合わせフォームからの質問にはメールで回答する」ことの実装と業務オペレーションの改善を何よりも優先すべきだと思いました。

毛糸のパンツを買いました → ◯

寒くなって来たのでワークマンで、毛糸のパンツを購入しました。メリノウール100%で、少々チクチクするかなと心配もありましたが、肌触り、生地の厚さなども問題なしでした。 乾燥肌のため、ヒートテック系の化繊の下着はかゆくなるのが欠点でした。しかしこれなら天然繊維で大丈夫、しかもかなり暖かい。シャツも購入しようと思っています。

加熱時間はこの袋に書くべき → ×

「電子レンジ加熱時間の目安は、箱をご覧ください」とありました。箱と中身の袋の両方に加熱時間を記載したほうがいいですが、どちらか一方なら、袋だと思います。 箱はすぐに捨ててしまう人もいるでしょう。調理時間のような重要事項は、温める対象物そのものに記載するのが基本だと考えます。これもひとつのOOUIかもしれません。

円安が上方向▲なのはわかりにくい → ×

為替がわかりにくいのは自分の頭が悪いのだと思っていますが、どうしても納得がいかないのが円安・円高の表示方法です。 1米ドルが円に換算するといくらかという数値が増えると円安だというのです。例えばドル円のレート130円が140円になると10円の円安です。 円安とは要するにドルに対して円の価値が目減りしてしまうこと、今までは130円で買えたものが140円になったので、同じ1ドルを買うのにさらに多くの円(上の例では10円分)が必要になります。 頭で理解していても、数字が増えるの

洗剤のキャップの数字が読みやすくなった → ◯

液体洗剤のキャップに洗剤の量を計るために目盛りと数字が書かれています。ある日気づくと数字の書体が大きくなり、目盛りの線が太くなっていました。 薄暗い場所や斜めから見る角度でも、従来の洗剤キャップよりかなり読みやすくなっていると感じます。これもひとつのアクセシビリティ。日用品の世界でも日々改良が続けられていることに気づかされました。

臨時の駐車スペースの増量方法 → ◯

近所の公民館で、何かのイベントが行われる際に駐車スペースが足りないことがあったようです。駐車場の周りにある普段は歩道として使われているスペースに、白線を引いて臨時の簡易駐車スペースとしていました。 段差が少ないなどの条件は必要だろうと思いますが、コストのかかる工事も必要とせず、お手軽な方法のひとつだと感じました。

マウスで入力できない箇所がある → ×

Googleフォームで作成されたアンケートで珍しい状況に遭遇しました。下記画像のように横方向に数多くのラジオボタンが並んでいるものです。 1行目にあるAの行の左側に隠れている0%をクリックして選択したいのですが、背景をドラッグしても動かず表示されませんでした。別の選択肢(例えば20%)を一旦クリックして選択状態にしてから、キーボードの左側矢印(←)を複数回押して選択状態を移動させると、左に隠れていた0%が表示され、選択状態のONにすることができました。 試行錯誤してできれ

終了した試合の結果をしばらくサムネールに表示しない → ◯

みんな大好きサッカーワールドカップ。決勝トーナメントに入り、日々熱戦が繰り広げられています。AbemaTVで観ている人も多いと思いますが、そのサムネール表示に嬉しい配慮がありました。 試合終了後の録画アーカイブであっても、しばらくはそのサムネールに試合結果(得点)を表示しないことです。深夜の試合が多いことから、翌日にハイライトではなく最初から全部の試合を見たい人もいると思います。まさに今これから見ようとするとき、試合結果がわかってしまうと、さすがに頭から全部見る気が少々失せ

倒れたまま放置する → ×

地域の公民館的な位置付けの建物の入り口にサンタクロースのデコレーションが設置されていましたが、空気が抜けて倒れてしまっていました。 もしかしたら何らかのイベントが始まるまで、わざと空気を抜いた状態にして破損や劣化を防いでいたのかもしれません。しかし見かけたのはその施設の営業時間であり、玄関のエントランスにありましたので、わざと空気を抜いていたようには思えません。 来場者がこの状態を見ると、営業時間外のように感じてしまいます。また管理がずさんに見えてしまい、施設自体のイメー

ChatGPTとの会話が面白い → ◯

最近はアクセスが集中してログインできないことが増えているようですが、流行りものにはとりあえず触れておこうと、噂のAIチャットツールChatGPTを体験してみました。 ChatGPTに質問を投げるとこのように返答が返ってきます。 ワイゼンバウムによって開発された1960年代の自然言語処理プログラムELIZA(イライザ)を体験した人は、こんな衝撃だったのかと想像してしまいました。多少怪しげでも、瞬時にそれらしい反応を返してくれることで、画面の向こうに人格らしきものをうっすらと

運転免許証の更新手続きはローコンテクスト → ◯

先日運転免許証の更新手続きに行って来ました。今回も無事ゴールドで更新できたのは良かったのですが、免許の更新でいつも思うことがあります。 試験場や指定警察署の係員の方の対応が、持ってまわった言い方をせず、とてもストレートな言葉使いで来場者へ話すことです。悪く言えば少し乱暴ともとれる表現かもしれません。 これは多くの来場者に次々と対応するために、誰でも明らかにわかる言い方で説明する必要があるからだと感じました。運転免許の更新会場は、ありとあらゆる階層の人々が一箇所に集まる場所