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Culture Centered Design

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街で見かける使いやすいもの使いにくいものを○×で評価しています。
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2022年10月の記事一覧

商品価格とその陳列場所が対応付けされていない → ×

某コンビニの冷凍食品コーナーです。個食の時代にマッチした単身者向けのパッケージ商品が売上を伸ばしているとのことです。 この商品はよく見ると、価格が商品パッケージに書かれておらず、冷凍庫ケース上部に貼り付けたカードに書かれています。商品パッケージの商品名の下に書かれている数字は、紛らわしいのですが価格ではなくグラム数とカロリーのようです。 手に取った商品の値段を知りたい消費者は、カードに表示された価格と商品名を手がかりにいちいち照らし合わさなければなりません。 スーパーマー

「開封注意」は最上部に書くことで効果がある → ◯

無精なので気軽にハサミを入れてしまい、ついうっかり中身の書類の端を切ってしまうことが度々ありました。 「開封注意!」と書いてあっても気にしない人には効果がなさそうですが、封筒の最上部に書いてあることがポイントです。ハサミであれカッターナイフであれ、切る場所に目を向けることは間違いありませんので、「開封注意!」のメッセージは必ず目に入ります。 このメッセージ「開封注意!」は、表面にも裏面にも両方書いてあります。些細で細かい点ですが、よく人の心理や行動を分析されていると感じま

視覚化するとよくわかる → ◯

今年(2022年)になってかなり電気代が高くなったという感触はありましたが、その額がどれぐらいなのか体感的にはつかみきれていませんでした。 そんなとき、電力会社のウェブサービスで契約中の電気使用量と料金について、昨年同月と比較してくれるものがありましたので、自宅の詳細について表示確認をしてみました。 まずこちらが電気使用量のグラフです。大まかには今年の使用量も前年とほぼ同様です。 そして下記が同じ期間の電気料金のグラフです。明らかに今年が値上がりしています。 月によっ

ニトリ家具組み立てパーツへの気遣い → ◯

知人の@yusai00さんが先日下記のツイートをされており、大変共感しました。 組み立て式の家具には、必ずネジやボルトなどの組み立て用付属品が存在します。 これらは小さいものですが、パーツをなくしてしまうと家具本体が組み立てられなくなる大切な部品です。 ネジやボルト、ナット、ワッシャーの類は、似たような形状でもちょっとだけ異なるものがあったりします。バラバラの袋入りだと、全体として不足物があるのかどうか、わかりにくいことがありました。 こんなとき、1枚のシートに部品がまと

ごみは最初の1個が捨てられると連鎖する → ×

幹線道路沿いの歩道に空き缶が捨てられています。最初の1個が捨てられると、残念ながら必ず2個目が捨てられてしまう傾向があります。 最初の1個目を防ぐ方法、あるいは最初の1個目をすぐに撤去してしまう方法が求められます。

合成された自動音声で違和感はない → ◯

最近テレビのニュースなどでは、部分的にですが人間のアナウンサーによる声ではなくAI自動音声によるニュース原稿の読み上げが行われていることがあります。 10年前ごろは、まだ自動音声の合成技術が伴わず、日本語としての抑揚やイントネーションに違和感があったのですが、もう遜色ないレベルに達しているのではないでしょうか。 すべてが自動音声に置き換わるとは思いませんが、ニュース解説や相互のコミュニケーションを必要としない単純な事実の伝達は、AI自動音声に置き換えられていく可能性がある

AI画像作成ツールは使いようで面白いものになる(その2) → ◯

初期のブームというか盛り上がりは去ってしまったようですが、個人が私的に楽しむにはこの種のツールはまだまだ面白いのではないかと考えています。 今回は有名な楽曲のタイトルをキーワードとして入力すると、どんな絵が出力されるのかを試してみました。ツールはDisco Diffusionを使用しています。 当然ながら、自分自身の想像していた結果とある程度近いものと、全く違うものがあります。ツールがどのような蓄積データで学習しているのかによって結果が変わってくるのだと思いました。 いか