1冊の本との出逢い
基本ヨガや解剖学、アーユルヴェーダや子育て本などを読む機会の多い私に
兄が薦めた書籍『運転者』(著者:喜多川 奏)。
読み溜めてる書籍が多数あり、購入するのはかなり先になりそうだなと思いながらも、心に引っかかるものがあり、忘れてしまわないうちにと間もなくAmazonで注文した。
読み始めるのも少し後になったけれど、いざページを開いてみると、これまでにない程その物語にのめりこみ、気がつくとあっという間に終盤あたりまで読み進めていた。
パタンジャリのヨーガ・スートラや、ブッダの教えなどと結論的には同義の内容に驚いた。
過去の自分。
現在の日々の葛藤や悩みなど。
もがきながらも40年間なんとか必死で生きてきた自分。
自己探求心が強くて、様々な『やること』を追い求めてきたけれど、本当はやることなんて、なんでもいいのかもしれない。
真に大切なことは、いかに丁寧に日々を自他の為に費やすことではないかと思う。
それは料理を作ったり掃除をしたり、
職場のメンバーの仕事がやりやすいように見えない気遣いをしたり
またサービス業などでは、関わるお客様の『幸せを祈る』という想念を渡していくことだったり。
本当に大切なことがわかると、シンプルになっていく。
必要なものと不要なものとの仕分け作業が自動で発動していく。
そして本当にお気に入りの、少しのもので満足できるようになっていく。
人はその物語を終えるとき
何も持たずに旅立つのだから。
肉体を離れた魂が、生前の記憶を持っていくかどうかはわからないけれど
最期に ああ、よかったな。って、ほっこりと温かい気持ちに満たされてサヨナラできれば、それが最上の人生だったと思えるだろう。
だから命あるうちは、
辛くても一生懸命に生きる。
家族や友人、自分に関わる人たちを大切にし感謝しながら゚ ..。*゚
人の一生
自然のサイクル
宇宙のサイクル
すべてが関わりあっているということを再認識させられた書籍だった。
大変にオススメ⋆ ☄︎. ·˚ *