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長編連載小説 Huggers

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ハグをするだけで人を幸せにする、ハガーが主人公の物語。
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#ハガー

長編連載小説 Huggers(6)

裕子は、ある人物に助けを求める。  裕子の開いていたZOOM画面に映っていた、どこかのご当地…

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長編連載小説 Huggers(8)

採用面接官の不可解な提案に、小倉は怒りを抑えきれない。 小倉1(つづき)  帰り際、結果…

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長編連載小説 Huggers(13) 

裕子の思いを知った小倉はなぜか焦りを感じる。             小倉 2  小倉は…

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長編連載小説 Huggers(19)

小倉は、懐かしい人物と再会する。小倉 3(つづき) 「うわっ、びっくりした。沖本さん!」…

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長編連載小説 Huggers(21)

いっそ殺してくれ、と小倉は思った。       小倉 3(つづき)  沖本は小倉の体に上…

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長編連載小説 Huggers(22)

妻の実家を訪ねる沢渡。義母が提示したのはいちばん恐れていたものだった。         …

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長編連載小説 Huggers(24)

裕子は担当患者についての悩みを小倉に打ち明けるが……裕子(4)  園田幸生は目を開いている。  脳内の出血範囲が広かったため、命が助かったこと自体が奇跡に近い状態だった。緊急手術でそれ以上の出血は食い止めたものの、その後も脳浮腫、低体温療法からの離脱時の発熱、水頭症、臓器不全、肺炎など次々と襲う合併症と闘い続けた。  裕子は園田の顔をのぞきこみ、体をゆする。 「園田さーん、聞こえますか。園田さん」 目を開いてはいるが、何も見ていない。注視や追視の兆候はない。強い痛み刺激には

長編連載小説 Huggers(25)

小倉は、裕子のホルダーを降りたいと申し出る。小倉 4 「ホルダーを降りたいんです」  小…

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長編連載小説 Huggers(26)

ハグをするだけで人に幸せをもたらすハガー、裕子。その裕子を遠くから支える小倉。妻に失踪さ…

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