買い物と優先順位思考
僕は買い物が嫌いだった。
なぜなら、情報量が多すぎるからだ。
服を買いに行ってショップに入るのはいいが、どこを見たらいいか分からず、なんとなく目に入った服を見て歩いて、何を買うかが決まらない。
ひどい時には、似合わない服を買って、一度二度しか着ないなんてこともある。
買い物に優先順位をつけていないから、大量の情報量をまるごと受け止めて処理しようとしてしまい、人の数倍疲れる。
疲れるから買い物が嫌いになるなんていう負のループにもハマっていた。
でもそれは、優先順位をつけることで解決した。
仕事で資料を作る時は、大雑把な情報から作り始め、それを具体化していき、最後に結論をまとめるような、いわゆるPREP法をよく使う。
これはファッションにも転用できる。
服屋に入ったらまずマネキンをみる。
マネキンはその店の情報を最も簡潔に表したものだ。
アパレル業界に就職するようなファッションレベルの高い店員が、おそらく数人で意見を出し合ってコーディネートを決めているのがマネキンだ。
今の流行や季節に合った着こなし、その店で1番おすすめの素材を使っているはずだ。
マネキンを見て、もし惹かれるものがあったなら、もっと具体的に見ていこう。服の素材が綿なのかポリエステルなのかレーヨンなのか。サイズ感はどうか。カラーバリエーションはどうか。
そして気に入ったら買えばいい。非常にシンプルだ。
もしマネキンに惹かれるものがなかったらその店に長居する必要はない。次の店に行こう。
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