勧められていた映画

シマ:1月24日

年明けに劇場で映画を観た。『佐々木、イン、マイマイン』だ。予告の段階から気になっていた作品だった。

公開スタートは一ヵ月程前で、公開規模も小さめで上映館も限られていた為、サブスク解禁してからの自宅鑑賞でもいいかな〜。とも考えていたが、年末にサトシから「佐々木インマイマインみてほしい!」とLINEが届き、ならばと思い劇場で鑑賞することにした。
内容に関してはネタバレもあるので避けておくとして、年始一本目に劇場鑑賞する作品がこの作品で本当に良かったな。と思えた。

人に映画を勧められると嬉しくなる。その人がその映画を観てこれを〇〇にも観てほしいな。と思う。そういった感覚は愛だと思う。美味しい物を食べてこれを〇〇にも食べさせたい。と思ったりすることも同様の事だと思うが、食べ物の場合は「美味しかったから。」「この料理は〇〇の好物だから。」とシンプルな判断になるので、その点では少しだけ意味合いというか、毛色が違うのかなと思っていたりもする。

映画を他人に勧めるのは難しい。「これは絶対に観るべきだ!」なんて言ってしまうとバイアスがかかりすぎてしまうし、「○○点だったな。」「超ドラ泣きしたわ。」など自分の評価を交えすぎると鑑賞時のハードルを知らず知らずに設定してしまう。

なので結局自分が他人に映画を勧める際は「〇〇もう観た?」「〇〇観てなかったら観てみて。」という味気ない勧め方になりがちだ。
以前、そのような勧め方で友人に映画を勧めたことがあった。
数年後その事を思い出し感想を聞こうと、その友人に尋ねると
「あの時シマダが超オススメしてる感じがしなかったら観てないよ。俺は作品を勧められる時はその人のレコメンドする熱量を感じたい。」と言われた。

そういうパターンもある。





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