昨晩やばかった自分を振り返る/音楽と心身のコンディション

ホルモンさんのしわざ(最近チェストツリーさぼったから…)だとはわかっているものの、
昨日、いきなり落ちた。今少し落ち着いているので、なんでいきなりああなったか振り返ってみようと思う。

おとといは仕事からの飲み会で、プルプルドキドキの末に0:30ごろ帰宅。その後、頭痛・吐き気・足の痛みに苦しむことなく、けっこうすぐねられた。
ごまかしやすい会場だったので、お酒の量を控えられたのが奏功した。

翌日7時ごろ起床。しばらく寝ぼけたのちまじめに頑張った。
10時過ぎごろドアをガチャガチャされる。もともと心当たりがあるものでかなり怖くてプルプルする。

集中を削がれつつ準備をして、12時前家を出て、15:30ごろお仕事了。
セリアで食品タッパーとゴミ箱をささっと買って電車。一人反省会をしつつ寝る。

地元について二ヶ所スーパーにより、野菜とお肉を買い、17時過ぎ帰宅。
少し涼しくなってきたけどまだ明るい、よい頃合いだった。
ちょっとだけ部屋を片付ける。19時ごろ、水菜と豚のからし和えを作って食べた。

少しのんびりしてから、牛乳が切れてるのに気がついて百円ローソンに行き、たくあんと牛乳を買う。

帰ってきて、最近ずっと書いてたものを仕上げ始めたら、気持ちがとてつもない勢いで落ち始めた。

泣きながら前回の記事を書いて、そのまま寝落ち。

起きたら11時半で、頭痛その他に朦朧としながらぼんやり起きる。
思いつめないように、パソコンで作業しようと思ったが暑さのせいか調子が悪いのでお休みしてもらい、ハンターハンター のことを考えて眠れるのを待った。
3時頃再度就寝。
そして翌8時、ぱっちり目が覚めた。


振り返ると、境目ははっきりしている。書き物をしたこと、そして、百円ローソンである。

100ローに行く間に何があったか。わたしの耳は、スピッツを聴いていた。
ウサギのバイク、田舎の生活、惑星のかけら、迷子の兵隊あたり。
(このラインナップでわかるでしょうが、わたしはスピッツが好きです)

こういう落ち方をするときは何よりまずホルモン様のせいなのだけれども、
トリガーはたぶんこの名曲たちだ。

もちろんスピッツが悪いんじゃない。不安的になってしまうとき、情緒を動かすようなものを聴いてはいけなかったのだ。ボロボロの胃にコース料理つっこむようなものだ。
なるべく浅瀬でゆっくり息をしていなくてはいけなかった。

文芸とか、あと配信とかでも楽しめるような音楽、つまり複製可能な芸術というのは、お金がなくても、こちらに心構えがなくても、うっかりとてつもなくよいものに触れてしまえる。
美術館や劇場に行かないと会えないようなものとは違う。それはすごくありがたいことで、もともとお金のない片田舎の家に生まれたわたしとしては、全肯定したい側面である。
しかしこんなふうに、こちらに鑑賞者としての力が足りてないときに良すぎるものに触れてしまって、火傷するようなリスクもあるのだな。学んだ。

振り返ってみると、わたしがスピッツに限らず音楽を聴いていられるのは、コンディションのよいときだった。
悪いときは、物語はあるが情緒は動かない、そういう娯楽に頼っていて、音楽を聴かない。
やはりもともとわかっていたのだ。物語はもっとも心弱い人のためにある、これがわたしの持論だった。それを忘れてしまったのは、昨日がむしろよい日で、音楽を自然と欲してしまうくらいまでコンディションが上向いた(しかし、実際は不十分だった)ためだろう。

そして、近ごろずっと音楽を聴けていなかったために、そのあたりの見極めが鈍っていたのも失敗の要因である。
それはつまりそれだけずっとコンディションが悪かったということの現れだったのだろう。まったく自覚していなかった。

こういう自分のサインを一つ一つ集めていきたい。
後輩に、美術館で寝ちゃうとか、採血で迷走反射を起こすと言ったら感性強すぎじゃないですか、と言われたけれども、たぶんそれは感性が強いというより、心と体が一緒に動きすぎるのだろう。音楽みたいに心と一緒に体も揺らすものは強すぎるのだ。たぶん。

昨晩はかなり早まり気味だったけども、極端に揺れて揺れて揺れながら少しずつ揺れをおさめていかなくてはね。

でもはやくまたスピッツきける人になりたいな。
春はあけぼの、夏はスピッツ、という感じがします。夏の魔物とか。プールとか。そのうちスピッツの記事書こうかな。

#エッセイ #日記 #音楽

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