見出し画像

《歯列矯正》マウスピース矯正に踏み切った女の記録① 「生きる」を変える決心《インビザライン》

今年で24歳になった筆者です。

9月に歯列矯正を始めることに決め、昨日、親知らずを抜いてきました。
歯列矯正を始める方、またはこれから始めようと思っている方の参考になればと思い、私なりに記録を残していこうと思います。

今回はコンプレックスと向き合う記事なので、ネガティブな表現によって不快な気持ちにさせてしまうかもしれません。

・私にとって「生きる」=「悪い歯並びを認知する」ということ

筆者は小さい頃から何故か指しゃぶりの癖が治らず、恐らく小学校低学年くらいまで続いていたと思います。笑
そして、小学校高学年くらいから若干の出っ歯が気になり始め、(押せば引っ込むかもしれない…)と淡い期待を抱き、前歯を指で押したりしていた日々。もちろん引っ込みません。

年月が経つにつれ、前歯だけではなく全体的に崩れていく歯並びに強いコンプレックスを感じるようになりました。

思春期に入ってからは、正面から歯を見せて笑った写真1枚も残っていません(スナップは含まない)。
友達と写真を撮るとき、プリクラを撮る時はいつも無表情か、口を閉じて笑っていました。

学校を卒業してから接客業を転々として働いていたのですが、接客業に必要な笑顔を作るのがとにかく苦痛でした。
どの職場でも数えきれないほど「もっと笑って!」と言われてきましたが、歯を見せて笑うことに強い抵抗があったので、その都度なんとか誤魔化していましたが、非常にストレスを感じてきました。

ただ、人間なので無意識で笑ってしまう時もあります。
実家にいた頃は父親から「口開けて笑うと歯が抜けているように見える!」と言われたり、他人の何気ない一言がすごくショックでした(ちなみに本人は全く覚えていないそうです笑)。

実家で歯並びが悪いのは私だけ。
歯並びに関心のない両親からは「指しゃぶりを治さなかった自分が悪い」だとか(その時はまだ子供だぞ!笑)、「そんなに歯並び悪くない」「高額な治療費なんて出せない」と言われ続けていたので、諦めるしかないと思っていました。

・なぜ歯列矯正をこのタイミングで始めたのか

それは、9月に歯の詰め物が外れたのがきっかけでした。

引っ越した都合上、初めて行く歯医者だったのでカルテを書きました。
「歯がしみる」とか「虫歯が気になる」とか、そういう項目にチェックを入れていたんですが、「歯並びが気になる」という項目があったんですね。
特に深い意味はありませんでしたが、常に自分の頭にこびりついていた悩みだったので、素直にそこにもチェックを入れて問診票を提出しました。

治療をする前に衛生士の方から「うちがどういう趣旨を持つクリニックか」という旨の説明が入りました。
正直、ここに来るまで歯医者は2つしか行った事がなかったのですが、こういった丁寧な姿勢で対応してくれたことはありませんでした。

そして、問診票を見た先生から「インビザライン」というマウスピースを使った歯列矯正があると教えていただき、以下のメリットとデメリットを知ったうえで矯正を行うに至りました。

・インビザラインとは

一般的な歯列矯正はワイヤーを装着して歯を動かすのですが、インビザラインはマウスピースを装着して歯を動かしていきます。
いくつもマウスピースを作成し、それを1年〜1年半の間に定期的に交換していきます。

YouTubeとかSNSの広告で「キレイライン」とか目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。あれもマウスピース矯正の一つです。

以下、マウスピースのメリットデメリットについてです。

・マウスピース矯正のメリット①「ワイヤーと違って目立たない」

マウスピース矯正の一番の魅力は、なんといっても目立ちにくさだと思います。

マウスピースというと、プロレスラーなんかが装着しているゴツいものを想像する方もいるかもしれませんが、矯正で使用するのは透明で薄いマウスピースです。

KERA!という原宿系ファッション雑誌のファッションモデル・紅林大空ちゃん(知らない人はググってみてください)のようなカラフルな矯正器具だったら「これはこれでカワイイ!」と思えるのですが、筆者はどうしても自分の口元にワイヤーが駐在している姿を想像すると嫌悪感を覚えました。
(不思議と、他人がワイヤーを着けている姿を見ても全く嫌悪感は抱きません)

ただでさえ他人に口元を見られたくない筆者は、ワイヤーをつけた自分の口元に視線が向くのが嫌だったんです。

実際に装着している方を見たことが無かったのですが、そのクリニックの可愛らしい歯科助手さんがインビザラインを装着しているということで快く見せてくれました。
「え、これもう着けてるの?」と疑うくらい、自然な仕上がりでした。

・マウスピース矯正のメリット②「取り外しが出来る」

次にメリットだなと感じたのは、食事のときは取り外しが出来るという点でした。

ワイヤー矯正だと一日中装着していないといけませんが、マウスピースは食事の際は取り外せるので、磨き残しによる色素沈着や虫歯のリスクが減ります

過去に見たことがあるのですが、恐らくワイヤー矯正をしたであろう方の歯に器具の跡らしきものが残っていたんですね。(多分、磨き残しか色素沈着で歯の色の境目が出来てしまった)
マウスピースは歯を覆うものなので、その心配は減るかなと思います。

・マウスピース矯正のメリット③「月々だいたい12,000円くらいで始められる」

これはその方の歯並びにもよるので一概には言えませんが、私の歯並びだと総額80万円しない程度でした。

筆者は60回払いが可能なオリコカードの審査に通ったので、初回以降は約1万2千円の金額を払っていくことになりました。
(一度に80万円払えるような懐事情ではなかったので、非常に助かりました…笑)

私は月々の携帯料金が2万円しない程度なので、それよりも安いと考えたらお得に感じます。

・マウスピース矯正のデメリット①「場合によってはワイヤーが必要な場合がある」

メリットが多いマウスピース矯正ですが、デメリットになる要素も存在します。

噛み合わせに参加していない歯がある場合には、ワイヤー矯正を行う必要があるということ。

筆者には浮いたように生えている糸切歯が1本あったので、それをマウスピースで掴めるか分からないと言われました。
最初のカウンセリングのときに、もしマウスピースで固定できない場合には、部分的にワイヤーを使う可能性があると言われたのです。

後日の診断結果により、その糸切歯もマウスピースで固定できると分かったので結果的にワイヤーは不要となりました。

・マウスピース矯正のデメリット②「1日20時間以上は装着しなければならない」

ワイヤーと違って自分のタイミングで着脱可能なマウスピースですが、その手軽さゆえに装着をサボっているともちろん歯は動きません。
それにより、矯正期間が長引くことも考えられます。

そして、マウスピースを被せる前の歯磨きは必須みたいです!
汚れがある状態でマウスピースを密着させたくないですよね。
ですので、間食が多い方だとその都度歯磨きしなければならないので面倒に感じるかもしれません。

ちなみに先生いわく、色素沈着を防ぐためにジュースやお茶を飲む際もマウスピースを外したほうが良いそうです。

筆者はコーラが好きなのですが、コーラを飲む度に歯磨きをするのは現実的ではありませんし、結局のところジュースや不要な食事は控えたほうが良さそうです…。
健康的なダイエットにはなりそうですね!

・「生きる」=「マシな歯並びで笑える」にしたい

以上を踏まえたうえで、筆者は「やりたい!」と思ったので始めることにしました。
歯の動き次第ではシュミレーションの通りにいくか分からないし、友人にマウスピース矯正をしている子がいないという心細さや、痛みの不安などもあります。
ですが、「何もせずコンプレックスを放置している」くらいなら「改善に向けて行動したい」と強く思いました。
そして接客業から転職したことと、結婚を意識しだしたからこそ「今しかない」と思っています。
最近は20代や30代から矯正を始める方も多いですが、年齢を重ねると歯の動きが悪くなるということで、早いに越したことは無いそうです。

その後、歯の詰め物が取れたついでに虫歯が無いかチェックしてもらったところ4本も虫歯が出来ているということで、約1か月かけて虫歯の治療をしてもらいました。
幸いどれも軽度な虫歯でしたが、朝昼晩しっかり磨いているつもりだったのでショックでした…。

次の歯列矯正体験記事では、矯正による抜歯について書きたいと思います。

ここまで読んで下さってありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?