無償の物語5 HITOKAさんモデルの物語
「人か神か」
人は人以上に足り得ないと老人はいう。永い時を生きた老人は、
神は神であるからこそ傲慢になれるのだという、命すら期限のない神は。
老人は終わりのない時間があるからこそ愛を削り慈しみは途絶えるのだと語る。
神はそれがどうしたと一笑にふせる。
老人は生み出した故に自由を奪う事はしてはならないという。
神は生み出した側こそ自由にしてはいいじゃないかとおもう。
老人は最後にもたらすものは愛だと語る
神は最後にもたらすものは力だと語る。
老人はそれは愛を知ろうとしない怠惰だと語る。
神は完璧たる私に何の意味はないと語る。
老人は愛たる想いをもって抱擁をしようと言う。
その意味に何の意味があるのかというのかと神は動揺する。
老人はなに子守歌程度に受ければいいのさと、
ただ笑う。
発達障害当事者の詩人が色々と経験しながら生きていくかんじです。興味あれば支援してくださるとありがたいです