無償で物語を書く2 時雨ちゃんテーマの物語。
「時の雨」
雨の匂いが時と共に僕を締め付けるけど、それが私を困らすのかどうかなんてわからない。少なくとも痛みの記憶はどこか甘美にさせてくれて。
雨の匂いと共にかつての愛おしい人を思い出す。
愛してほしい、傷にしてほしい。
でもそればかりではなくて、私の痛みをその時々の中でひりつくようにつながれるような明日であってほしい。
私は夕立のなか立ち止まる月のようになりたい。
雨の中煌めく月の中で私を支配するかのように従属するには私の意思。
私自身が選ぶからこそ意味があるの。
有象無象に私を任せるわけじゃないわ。
私は私を愛しているの。
だからこそ私を愛し心地よい痛みをくれる人しか受け容れないわ。
発達障害当事者の詩人が色々と経験しながら生きていくかんじです。興味あれば支援してくださるとありがたいです