Uber配達員とタクシー乗務員の比較

 私は2年ほど、副業で原付を利用しUber配達員(以下Uber)をしていた。そして、今春からタクシー運転手(以下タクシー)を本業としている。
 両立させることはできるのだが、どちらかしか出来ない、共に本業とする、という前提があった場合、現時点では私は後者を選ぶ。主に人間関係、労働環境、報酬を比較しつつ、理由を書いていく。

 (1)煩わしい人間関係の有無
 ドライバーの人間性にもよるが、極力他者と関わりたくない、と考えた場合、これはUberに軍配が上がるだろう。仕事内容は料理を受け取り、お客様に届けるだけであり、都心の場合には置き配の方が多い印象である。
 反面、タクシーは目的地に辿り着くまでに否が応でも、他人と密室で共に過ごすこととなる。会話を楽しみたいお客様の場合には当然、相手をする必要がある。
 以上のことから、前者を選んだ。

 (2)労働環境
 これはもうタクシーだろう。正社員として雇用されることが一般的であり、当然社会保険は完備されている。
 また、実際の仕事をする際には共に屋外での仕事となるが、悪天候の場合雨風に体を直接晒されるUberと違い、タクシーは車内で快適な環境のもと、仕事をすることができる。
 よって、タクシーのほうが良いといえるだろう。

 (3)報酬
 働き方にもよるが、タクシーの方がより稼げるのではないだろうか。
 画像は、私がUberとして働いていた記録だが例えば、1週間で92,508円の売上であった。しかしながら、ここからガソリン代等の諸経費が当然引かれる。大体7000円くらいは掛かっていた。
 タクシーの場合、(営収画面はアップできないが)私は1日辺り、大体平均で7万前後は売り上げている。かなり大雑把にいえば、年収は500万円を越えるだろう。諸経費も正社員なので会社負担である。
 



 まとめ
 かなり乱暴に書いたが、上述した理由で私はタクシーを選んだ。
 他にもザックリと思い付きで書くが、Uberの良い点は休憩が自由に取れることだろう。自宅を拠点として疲れたら休む、元気になったらまた働く、といったやり方が出来る。タクシーは基本的に、正社員である以上拘束時間がある程度あるので、こうしたやり方は難しい。
 
 ただ、執筆していて感じたのは、一般的にタクシーは「本業」として働くことを前提として制度設計されており、Uberは「副業」として同様に考えられているような気がする。健康面を考慮しあえて自転車で稼働しているケースもあると聞く。ゆえに、比較すること自体が誤っているのかもしれない。しょうもない結論で申し訳ない。
 ライドシェアが始まるなど時代の変化があるが、自身のライフスタイルに合わせた場合、どちらが働きやすいのか、各々で答えは別れるだろう。

 
 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?