FACTFULNESS(ﾌｧｸﾄﾌﾙﾈｽ)をオマージュした「TAXIFULNESS(ﾀｸｼｰﾌﾙﾈｽ)」を書いてみる。
タクシーフルネスとは、移動手段であるタクシーの可能性を拓き、新たなエンタメを創造すること。
誰もが見たことがあり、利用されることも多いタクシーを移動手段という見方から解放すれば、楽しみのひとつになり、快適に移動することができ、思わぬ瞬間に巡り合うことが出来る。
移動する。それは誰もが行うことであり、日常。
その瞬間がエンタメになることについて解説していく。
第一章ストーリー本能. . . ほとんどの人がドラマを捨てている。
世の中にはドラマが溢れている。
1人1人の人生というノンフィクションのドラマ。
人一倍優しい人は、温かい家庭や仲間がいた環境で生きてきたのかもしれない。
口の悪い人間は、傷つけたいのではなくそれが当たり前の環境で育ってきただけなのかもしれない。
誰ともつるまない人間は、人との関わることの苦しみを経験してきたのかもしれない。
片方の価値観では理解できないような人間が世の中に沢山いて、それが衝突のキッカケとなることもあるし、一概に善悪を決めるのは難しい。
そのようなドラマが幾千万も存在している。
それはタクシーに限ったことではないが、今回はタクシー運転手という視点でお伝えする。
タクシーに乗った際、たまたま出会った運転手のドラマに共感することがあるかもしれない。
はたまた、気づきを受けるか考え方を変えるきっかけになるかもしれない。
大袈裟ではあるが、タクシー運転手(私自身)として数々のお客様を見ていると心が動くことは多い。
ならば逆の立場(お客様が感じる)でもあるだろうと思っている。
このことは、私がタクシー運転手をしているから私を見てと言いたいのではない。平均年齢が６０歳手前であり、70歳近いタクシー運転手の方とも触れ合うことで客観的に思っていること。
26歳のペーペーの人生を伝えたいとはこれっぽっちも思ってはいない。
話を戻すと、
あなたがお客として利用した際、一風変わった人生経験をしてきたタクシー運転手と出会うことがあるかもしれない。
自分の好きなことと共通した何かを持つ運転手だっている可能性がある。
サザンオールスターズの初代マネージャーさんもタクシー運転手をされている。
サザンオールスターズのファンの方がそのタクシー運転手と出会えばどれほど楽しい時間になるかは想像が難しくはない。
1人1人が持つドラマということであれば、あなたにもきっとあることでしょう。
中には何年も答えの見えないストーリーが続いている状態の方もいらっしゃるかもしれない。
それが仕事なのか、子育てなのか、恋愛なのか、それぞれではあるがそのストーリーを好転させていくヒントを持つ運転手と出会うことだってある。
子育てに悩む現役バリバリのビジネスマンが、もう成人を越えた子をもつタクシー運転手の一言に救われることがあるかもしれない。
タクシー運転手が持つドラマと、お客様であるあなたのドラマが繋がってさらに深みのあるドラマが仕上がっていく。
一方で、ドラマとして深みはなくても、コントのように楽しい時間を過ごす出会いだってあるかもしれない。
タクシーに乗るという行為自体が移動手段ではなく、ドラマとしてコントとしてなり得る。
その一つ一つが実は存在しているのに、捨てているというのが本章のテーマである。
本章のテーマを少し飛躍させると、そのドラマは表面的になってはいない。
わざわざ自分の人生を表面的にする必要はないが、あなたが体験したドラマは誰しもが体験することではできない。
現代はsnsをはじめ、YouTubeやこのnoteでも発信が出来るようになり作品はあらゆる形で誕生する。
テレビで流れるドラマなんかよりも、もっと人の心を動かすモノをあなたが創れるかもしれない。
その鍵が、あなたが体験していたはずの捨ててしまっているドラマだ。
それが表面的になった時、幾千万もあるうちの一つが世の中を震撼させることになるだろう。
私にも、あなたにも、あなたの隣にいる見知らぬ人にも、その可能性があると思っている。
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今回の記事は世界200万部のベストセラーであり、2019年のビジネス書ランキングで1位を総なめにしてきたFACTFULNESS（ファクトフルネス）をオマージュした内容です。
FACTFULNESSは、「データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣」とされていますが
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日本タクシーエンターテインメント協会HP(仮)
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