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「タクシーに乗ったら運転手がウィル・スミスだった!」に見る、タクシーのエンタメティブ。

タクシー業界の規制や免許制度、法によってエンタメティブを拡げる幅が狭くなっている。
先週見つけた記事「タクシーに乗ったら運転手がウィル・スミスだった!」は、それを考えさせられる内容だった。
これを機に、まだ一度も書いていないが案として残っていたタクシーをエンタメにする一つを書いていくことにする。
「タクシーに乗ったら運転手がウィル・スミスだった!」がまさにそれで、
「タクシー乗ったら〇〇だった」もエンタメのひとつ。


ひとまず、先週の記事を見て頂きたい。

最新作映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』の公開されたウィル・スミス氏は、映画にちなみ、ウィルが映画に登場する車で、配車サービス「Lyft」の運転手になり、マイアミにて一般人にドッキリをしかけるという企画が決行された。

最高に面白い企画だと思う。
ウィルファンが乗ることが出来れば最高の体験になるだろう。
これはアメリカだからこそと思うだろうが、日本でも可能だし、実際はアメリカのタクシーではなく、リフトという配車サービスの運転手として登場している。

uberと同じライドシェアリングサービスで、
空いた時間に運転手として乗客を送ることが出来る。
これは、タクシーのような規制が入る業界では出来ない。
ライドシェアという誰でも出来るサービスだからこそ可能な企画。

有名人が運転手を務める車で移動したいとは誰もが思うだろう。
それが自分の憧れている人や、好きな人であれば最高の移動体験になる。
そう思い、有名人がタクシー運転手になってみるのも良いのではと思ったことがある。
ただ、普通に有名人がなることは何もメリットがないであろうから、不祥事を起こした有名人。
タレントとは限らない、スポーツ選手だっていい。

タクシーに乗ったら、運転手が〇〇だった

僕は以前、覚醒剤所持で逮捕された清原選手がタクシー運転手をやっていれば、乗りたい人はいるんじゃないか?
と思ったことがある。

ずっとやるわけではない。
何かの企画としてで良いし、不祥事を起こした有名人が戻る一つのステップ的な形で、ファンと触れ合う場所にもなる。
手段の一つであり、それぞれがやりたいと思うかが問題ではあるが企画として全然無理なことではないと思う。
ただ、タクシーでは少し厳しい。
二種免許という無駄とも言える免許制度、料金を法によって決める規制。
それが無ければ十分に可能。

まず、二種免許に関しては
二種免許制度を用いないライドシェアは世界的に台頭しているし、日本でも人材不足の影響で地方では認められるようになる。
認めないと移動手段が足りない。(自動運転が利用できるまで)
さらに、その人手不足の影響は二種免許の受験資格の緩和にまで繋がっていて、19歳から受験可能にすると言う法改正案の提出も今年の通常国会で行われる。

つまり、自動運転が当たり前になるまでは、誰でも移動手段を担えるようにしなければならずその動きは行われている。
今ある二種免許の意味はもう無いに等しいとも言え、そういう意味では無駄と言える。

料金に関しては、メーターによって決まるが、そのメーター料金は道路交通法によって定められ、変更も国土交通大臣の認可を得る必要があり、各地域ごとに適度な価格が決められている。
その料金が本当に適性か?云々は置いといて、変更や別の手段を取る事ができない。
有名人が運転手をするのであれば予約制という形で捉えていて
その場合、通常とは違う料金でも全然予約入るとも考えられる。
普通の移動手段というより一時間3万で東京をドライブの様な形でも全然埋まる可能性はある。
そのような時にわざわざ法がどうだ、認可がどうだが必要になる。
サービスを柔軟に変化させることが出来ない。

これらが無ければ十分に可能であるが、それは別にタクシーでなくても可能。

ライドシェアで○○が運転手の車に乗った

上記のような免許制度や料金の規制などを簡単に突破することが出来るのがライドシェア。
日本でもCREW(クルー)というサービスがある。

料金はほぼ受け取らないが、リフトでウィル・スミス氏が企画を行ったように、CREWでもやろうと思えば可能になる。
CREWの宣伝企画として立ち上がるかもしれないし、
最近芸能人の参加が増えてきたYouTubeの企画として誰かがやる可能性も十分にある。

そうなった場合、タクシーをエンタメにする可能性を一つを失ったとも言える。

非常に勿体ない。
車内の広告空間、移動のデータ、それっぽいことばかりが進むが
それが良くなったところで利用する人(または運転手)の誰が喜ぶのだろうか。


そう思いながら、僕は自分のやりたいエンタメをつくる。
タクシーのエピソードが面白いと思っている。



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日本タクシーエンターテインメント協会HP(仮)

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