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#タクシードライバーは見た「余計なことを考えてしまう料金メーター」

まさかそんなことはないよね?
と思ってしまうのがタクシーに付いている料金メーターのお話。
勝手な想像で話しています。

タクシーは運転席のハンドル横についている料金メーターが回ることによって運賃が上がる。
距離でも伸びるし、時間でも伸びる(高速道路では止めます)。

そのメーターは、やっかいなことにお客様がお止めする最後の最後で上がる瞬間がある。
その経験をしたことがある人もきっとこの中にいることだろう。
たまに、「止まる寸前に運賃上げた」なんて言う人もいるもんだから
上げるつもりはないことを伝えるために「あ~」と、上がってしまったというため息を漏らしたり、上がった分は受けとらないようにしたりもする。

その最後の最後に“上がる瞬間”が早められているとは思ってはいないが、
どうしても良く思わないのが“合計”という支払いに入ろうとするボタンを押しているのに上がってしまうというところ。

合計を押しても300Mくらい走り続けているのなら、上がるのも分かる。
もう止まる!という最後のブレーキの2,3Mのところでも上がってしまうから困っている。
それくらい、合計押したら上がらないでほしい。

その2,3M進んだためにワンメーターの料金が上がると、そのメーター分は最終的に売上として記録されるため納金しなければならない。
お客様から受け取らない場合は自分で出している。
ワンメーターあたり80円だから大して気にはしていないが、
もし、1人一日一回はあるとして、計算してみた。

全国のタクシー運転手が体験しているとすると80円でも多くのお金をタクシー業界の懐に入れることになる。

東京だけで話をすると、法人個人あわせて約4万台のタクシーがいる。
毎日稼働している数を約半分の2万台と仮定しその2万台分の運転手が一日あたり80円の自腹を切っていたら全部(2万台)で160万円(一日)の運転手の自腹が生まれる。
それをひと月(30日)分にすると4800万。
タクシー業界は運転手の歩率が50~60%のため、あいだをとって55%とし
45%のタクシー業界の取り分を考えると2160万がタクシー業界に毎月入ることになる。
年間にすると2億5920万。

メーターの機種も製造する会社が違うから全てを知らないが、
そこまで大きくない仮定でもこれだけの数字が出る。
全国で考えればどこまで大きくなるだろう。

まさかね、まさか。そんなことは無いと思う。
このためにメーターの仕組みを複雑にしているとは思っていない。

ただ、これだけの無駄なお金(運転手の自腹によって生まれる)が発生しているかもしれないな。
と思った話でした。

チリも積もれば山となりますね。

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